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■生薬名・・・・山茱萸 さんしゅゆ |
生薬名 | 山茱萸(さんしゅゆ) | |
基 原 | ミズキ科 Cornaceae 山茱萸 Cornus officinalis Sieb. et Zucc. (サンシュユ)の果実を乾燥したもの(核をとって果肉を用いる)。 | |
性 味 | 味は酸・渋、性は微温。(帰経:肝・腎経) | |
主成分 | cornin ・ gallic acid ・ tartaric acid ・ malic acid ・ビタミンA様物質 | |
薬理作用 | 補益肝腎・渋精・斂汗 滋養作用、収斂作用、抗菌・抗真菌作用 山茱萸には利尿作用があるという実験報告があるが、これは“山茱萸は固渋小便(抗利尿)する”という中医の臨床経験とはまったく相反するものである。実験と臨床的観察の両面でさらに検討を要する。 |
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臨床応用 | 主として肝腎不足で滑脱の症状のあるものに用いる。
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用量 | 常用は3〜9g。虚脱には60〜120g。 | |
使用上の注意 | 尿が出にくいものには投与してはならない | |
生薬画像 |