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生薬名・・・・山椒 さんしょうう

 

生薬名 山椒(さんしょう)別名:蜀椒
基 原 ミカン科 Rutaceae 川椒 Zanthoxylum simulans Hance. (カホクサンショウ)の果実
性 味 味は辛、性は大熱。有毒。(帰経:脾・胃・肺・腎経)
主成分 α-sanshool ・β-sanshool などの精油
薬理作用 温中・止痛・去湿・駆回
抗菌作用・回虫駆除作用
臨床応用
  1. 脾胃虚寒による腹痛・悪心・嘔吐などで、明らかな寒象をともなうときに用いる。
  2. 回虫駆除に使用する。腸内寄生虫により腹痛・嘔吐する虚寒のものに適し、烏梅などを補助薬として配合して、腹部の血液循環をよくする(温中)と同時に殺虫する。
  3. 寒飲に用いる。蜀椒を配合すると他薬の温化寒飲の効能を強める。
用量 2.5〜6g
生薬画像