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■生薬名・・・・細辛 さいしん |
生薬名 | 細辛(さいしん) |
基 原 | ウマノハグサ科 Aristolochiaceae 遼細辛 Asarum heterotropoides Fr. Schm. var. mandshuricum (Maxim.) Kitag. (ケイリンサイシン)の根をつけた全草を乾燥したもの。 |
性 味 | 味は辛、性は温。(帰経:心・肺・肝・腎経) |
主成分 | methyl-eugenol ・ l -asarinin などからなる精油を含む。ほかに、一種の phenol性物質 C10H10O4 ・ eucarvone C10H14O 、中性結晶性物質 C10H9O3 を含む。 |
薬理作用 | 発散風寒・去風止痛・温肺化飲 解熱作用・抗菌作用・鎮痛作用・鎮静作用 |
臨床応用 |
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用量 | 1〜3g。細辛の性味は辛烈であるから、用量はやや少なめで、一般には1〜3gを用いる。気血両虚のときは0.5〜1gで効果があり、多くても1.2〜1.5g位でよい。多量に使用しない方がよい。 |
使用上の注意 | 黎芦と一緒に用いてはならない。 |
生薬画像 |