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■生薬名・・・・沈香 じんこう |
生薬名 | 沈香(じんこう) | |
基 原 | ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae 白木香(沈香) Aquilaria sinensis (Lour.) Gilg. で、黒褐色の樹脂を含む木材を乾燥加工したもの。この樹脂は、虫害や人工的なきり傷をつけた樹皮から分泌し、長時間かかって沈積してできる。独特の香りがあるので、沈香と名づけられた。 | |
性 味 | 味は辛・苦、性は微温。(帰経:脾・胃・腎経) | |
主成分 | benzylacetone ・p -methoxybenzylacetone などを含む精油 | |
薬理作用 | 降気和中・温腎補陽・散寒 鎮痛・鎮静作用があるらしい。 煎汁は人型結核菌を完全に抑制し、チフス菌・赤痢菌群にも強い抑制作用がある。 |
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臨床応用 | 主として下腹部痛に使用する。
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用量 | 1〜3g。水を加えてすりつぶした粉末を日干ししてから丸・散にすることが多い。煎剤に配合するときには、すりつぶした汁を煎液で沖服するか・煎剤に後から入れる。 | |
使用上の注意 |
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