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■生薬名・・・・人参 にんじん |
生薬名 | 人参(にんじん) | |
基 原 | 神農本草経の上品に収載。ウコギ科 Araliaceae 人参 Panax ginseng C.A. Mey. (ニンジン)の根を乾燥したもの。中国の吉林省・遼寧省産の野生のものを吉林参、朝鮮の野生のものを朝鮮の野生のものを朝鮮参という。石柱参・紅参・白参・条参(辺条参)はいずれも吉林参の栽培品である。鬆参尖(ヒゲ人参)とは、人参の加工時にできる比較的細かいくずのことである。 | |
性 味 | 味は甘・微苦、性は微温。(帰経:肺・脾経) | |
主成分 | panacene C15H24 ・ panaquilon C32H56O14 ・ panaxin C23H38O10 ・ ginsenin 。このほか人参酸(種々の酸の複合体)・ビタミンA・B1・B2・C、苦味質・無機塩・粘液・蔗糖・ブドウ糖・果糖・麦芽糖・ choline など | |
薬理作用 | 大補元気・安神益智・健脾益気・生津 滋補強操作用があるが機序は以下のようである。 神経系の興奮作用、下垂体−副腎皮質経の興奮作用、性機能の増強作用、強心作用・血糖の降下作用、高コレステロール血症発生抑制・血中コレステロール降下作用、抗利尿作用、抗アナフィラキシー作用 このほか初歩的な観察によると、Ehrlich 腹水ガンの生長を軽度に抑制し、実験的な胃潰瘍・心筋炎の治療と予防に一定の効果がある。 |
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臨床応用 |
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用量 | 一般に1〜9g、多いときには30gまで使用する。 | |
使用上の注意 |
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生薬画像 |