Back
Index
■
生薬名・・・・玖瑰花 まいかいか
生薬名
玖瑰花(まいかいか)
基 原
バラ科 Rosaceae 玖瑰
Rosa rugosa
Thunb. (ハマナス)の花蕾を乾燥したもの
性 味
味は甘・微苦、性は温。(帰経:肝・脾経)
主成分
geraniol などを含む精油。花弁は、ロウ質・29炭化水素 C
29
H
10
・タンニンなどを含む。
薬理作用
疏肝止痛・収斂止瀉
臨床応用
肝気欝結による脇痛・上腹部痛に用いる。神経性胃炎・慢性胃炎・慢性肝炎などで、上腹部や脇部が痛んだり脹ったりするときに用いる。玖瑰花は下痢をともなうときにも用いてよい。
軽症の月経過多に用いる。
用量
5〜9g。蕾なら3〜6個。
使用上の注意