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| ■生薬名・・・・苦参 くじん |
| 生薬名 | 苦参(くじん) |
| 基 原 | マメ科 Leguminosae 苦参 Sophora flavescens Ait. (クララ)の根を乾燥したもの |
| 性 味 | 味は苦、性は寒。(帰経:心・肝・小腸・大腸・胃経) |
| 主成分 | matrine C15H24ON2 |
| 薬理作用 | 清熱燥湿・去風殺虫 利尿・解熱作用、抗真菌作用、抗トリコモナス作用 |
| 臨床応用 | 湿疹・皮膚化膿症・女性の陰部掻痒などの皮膚病に対し主として外用する。苦参30gの煎汁あるいは皮膚止痒方の煎汁で患部を洗浄する。 一般に苦参は洗浄用か丸薬に使用し、湯剤には用いない方がよい。 |
| 用量 | 3〜15g |
| 使用上の注意 | 苦寒の性質が強いので、肝腎陰虚でも熱象がないときには使用すべきでない。 |
| 主薬画像 | ![]() |