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■生薬名・・・・香附子 こうぶし |
生薬名 | 香附子(こうぶし) | |
基 原 | 名医別録の中品に収載。カヤツリグサ科 Cyperaceae 莎草(香附) Cyperus rotundus L. (ハマスゲ)の根茎を乾燥したもの。 | |
性 味 | 味は辛・微苦、性は平。(帰経:肝・三焦経) | |
主成分 | cyperene C15H24 ・ cyperol C15H24O などからなる精油、脂肪酸など | |
薬理作用 | 疏肝理気・調経止痛 鎮痛作用・子宮収縮の抑制作用 |
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臨床応用 | 古人は香附子を“気病の総司・女科の主帥”であるといい、ひろく気滞による疼痛、とくに月経痛や月経不順に用いている。
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用量 | 6〜9g | |
使用上の注意 | 血虚内熱・頻発月経には使用してはならない。 |