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生薬名・・・・胡芦巴 ころは

 

生薬名 胡芦巴(ころは)
基 原 マメ科 Leguminosae 胡芦巴 Trigonella foenum-graecum L. (コロハ)の種子
性 味 味は苦、性は大温。(帰経:腎経)
主成分 大量の gallactose ・ mannose ・ trigonelline C7H7O2N ・ choline C5H15O2N ・ 精油 ・ タンパク質 ・ 少量の脂肪油 ・ ビタミンB1
薬理作用 温腎陽・去寒湿
主として強壮と鎮痛の作用があると考えられる。
臨床応用
  1. 主として腎陽虚による寒痛(虚寒)に使用する。
  2. 寒湿による脚気の疼痛に使用する。
  3. 遊走腎の疝痛。
  4. 婦人の月経痛・下腹部が冷えて痛む人に用いる。
用量 2.5〜6g
使用上の注意 胡芦巴は温性であるが激しい燥性ではなく、腎に集中的に作用するので、固定性の寒痛に適している。陰虚陽亢には使用すべきではない。