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生薬名・・・・琥珀 こはく

 

生薬名 琥珀(こはく)
基 原 琥珀 Amber は古代のカエデやマツの樹脂が地層中に埋もれて化石となったものである。
性 味 味は甘、性は平。(帰経:心・肝・膀胱経)
主成分 succinoabietinolic acid C40H60O5 ・ succinogiluinic acid C24H36O2 ・ succinoresinol C12H20O ・ succinoabietinol C40H60O などを含む樹脂精油
薬理作用 鎮驚安神・利水通淋・活血去オ
臨床応用
  1. 痙攣発作や不眠には、合歓花・夜交藤・白芍・酸棗仁などを配合して用いる。朱砂を配合した朱珀散を用いてもよい。毎服0.9〜1.2g。
  2. 腎結石の血尿・炎症に用いる。
  3. 腹腔内腫瘍による疼痛、とくに血オによる腹痛に琥珀の活血去オの効能を利用する。
  4. 角膜混濁に試験的に使用している。
用量 1.5〜3g。丸剤・散剤にする。粉末を沖服するか、湯剤に後から入れる。
使用上の注意