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| ■生薬名・・・・金桜子 きんおうし |
| 生薬名 | 金桜子(きんおうし) |
| 基 原 | バラ科 Rosaceae 金桜子 Rosa laevigata Michx. (ナニワイバラ)の成熟果実を乾燥したもの。 |
| 性 味 | 味は酸・渋、性は平。(帰経:腎・大腸経) |
| 主成分 | tannin ・ malic acid ・ citric acid ・ ビタミンC ・ saponin など |
| 薬理作用 | 渋精止瀉・縮尿 収斂・強壮作用、抗菌・抗ウイルス作用、血清コレステロール値降下作用 |
| 臨床応用 | 主に補虚・固渋に用いる。適応はケンジツとほぼ同様であり、よく同時に使用する。腎陽虚による遺精・頻尿・夜尿・脾虚による水様便・泥状便・白色帯下に用いる。100%の濃煎液は、軽度の子宮脱に効果があるという報告がある。 |
| 用量 | 15〜30g |
| 使用上の注意 | 大量あるいは長期服用すると、便秘・腹痛などの副作用があらわれる。 |