Back

Index

 

生薬名・・・・菊花 きくか

 

生薬名 菊花(きくか)
基 原 キク科 Compositae 菊 Chrysanthemum morifolium Ramat. (キク)の頭状花を乾燥したもの
性 味 味は甘・苦、性は微寒。(帰経:肺・肝経)
主成分 adenine C5H5N5 ・ stachydrine C7H13NO2 ・ choline ・ 精油
薬理作用 疏散風熱・明目・清熱解毒・平肝陽
  1. 消炎・利尿
  2. 抗菌:in vitroで、杭菊花にはブドウ球菌・β溶血性レンサ球菌・赤痢菌D群・チフス菌などに対して抑制作用がある。また、in vitroで白菊花には菫白鮮菌など多種の皮膚真菌に抑制作用がある。
  3. 降圧:菊花には降圧作用がある。
臨床応用 風熱の表証の発熱・軽い悪風寒・咽痛などに用いる。火熱による目の充血、精血不足による視力減退・目のかすみに使う。内風のふらつき・めまいに使用する。
用量 6〜12g
生薬画像