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生薬名・・・・枳実 きじつ

 

生薬名 枳実(きじつ)
基 原 ミカン科 Rutaceae 酸橙 Citrus aurantium L. あるいは香円 Citrus wilsonii Tanaka の幼果を乾燥したもの。
性 味 味は苦・酸、性は微寒。(帰経:脾・腎経)
主成分 limonene などからなる精油と、hesperidin ・ aurantiamarin などの flavon 類。
薬理作用 行気消積
  1. 胃腸機能の興奮:動物実験によると、煎汁は胃腸の蠕動運動をつよめ・蠕動運動のリズムを調整する。
  2. 子宮筋の収縮:枳実・枳穀の煎汁は、子宮収縮力を強め・緊張度を高める。これは、子宮脱に枳実・枳穀を使用することの、初歩的な科学的根拠を示すものである。
  3. その他:枳実・枳穀の煎汁は、血圧を上昇し・腎容積を減少する。低濃度ではガマの遊離した心臓の収縮を強め、高濃度では収縮を弱め・血管を軽度に収縮する。
臨床応用 積滞内停による気機阻滞で、腹満・腹痛・便秘などを呈するときに用いる。
用量 3〜9g
生薬画像