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| ■生薬名・・・・訶子 かし |
| 生薬名 | 訶子(かし) |
| 基 原 | シクンシ科 Combretaceae 訶子樹 Terminalia chebula Retz. (ミロバラン)の成熟果実を乾燥したもの。核を取り除いたものを訶子肉という(タンニンの含有量がやや多い)。 |
| 性 味 | 味は苦・酸、性は平。(帰経:肺・大腸経) |
| 主成分 | tannin (20〜40%) ・ chebulic acid C41H34O27 ・ chebulin C28H48O4 ・ ter chebin C41H30O26 など |
| 薬理作用 | 斂肺利咽・渋腸止瀉 |
| 臨床応用 | 慢性の下痢と咳嗽に対する常用薬である。 |
| 用量 | 3〜9g |
| 使用上の注意 | 急性のものには用いない。 |