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■生薬名・・・・懐牛膝 かいごしつ |
生薬名 | 懐牛膝(かいごしつ)一般には牛膝(ごしつ) |
基 原 | ヒユ科 Amaranthaceae 牛膝 Achyranthes bidentata Blume、川牛膝 Cyathula capitata Miq. (イノコズチモドキ)の根を乾燥したもの。 |
性 味 | 味は苦・性は平。(帰経:肝・腎経) |
主成分 | saponin (加水分解すると oleanic acid C30H4803 ・ glucuronic acid様物質を生成する) ・ 多量のカリウム塩を含む。 |
薬理作用 | 去お止痛・活血通経・補益肝腎 鎮痛作用・子宮収縮・利尿作用(弱い)胃腸の蠕動を軽度に抑制する。 |
臨床応用 | 漢方で婦人の月経不調、「お血」を治す要薬とされており、また利尿作用があり、腰脚・関節の疼痛・痳痺・排尿不利に応用される。 |
用量 | 6〜15g 大量で30g |
使用上の注意 | 牛膝の性質は滑であるために、遺精・脾虚による泥状便・不正性器出血・妊婦には使用しない。 |
生薬画像 |