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■生薬名・・・・呉茱萸 ごしゅゆ |
生薬名 | 呉茱萸(ごしゅゆ) | |
基 原 | ミカン科 Rutaceae 呉茱萸 Evodia rutaecarpa Benth. (ゴシュユ)の成熟果実を乾燥したもの | |
性 味 | 味は辛・苦、性は大熱。小毒。(帰経:肝・胃・脾・腎経) | |
主成分 | evodin C26H30O8 ・ evodene C10H16 などの精油、 evodiamine C19H17ON3 ・ rutaecarpine C18H13ON3 などの alkaloid | |
薬理作用 | 温中散寒・下気止痛 臨床的観察によると健胃・鎮痛・鎮嘔・制酸などの作用があるが、薬理学的な実験研究は非常に不十分である。 利尿作用、抗菌・殺虫作用 |
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臨床応用 | 虚寒による上腹部痛・腹痛・脇痛・疝痛に対する常用薬である。
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用量 | 3〜9g。多量に使用すると、激しい咽喉の乾燥感が生じる。 | |
使用上の注意 | 非常に熱性であるから、内熱(裏熱のこと。実熱と陰虚内熱がある。)が盛んなものには使用すべきでない。妊婦には用いない方がよい。 |