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■生薬名・・・・五倍子 ごばいし |
生薬名 | 五倍子(ごばいし) |
基 原 | ウルシ科 Anacardiaceae 塩膚木 Rhus chinensis Mill. (ヌルデ)の葉上の角倍を乾燥したもの、あるいは青麩揚 Rhus potaninii Maxim. の葉上の角倍を乾燥したもの(肚倍あるいは杜倍といい、タンニンの含量が多く・質がよい)。角倍とは、ヌルデミミフシムシが植物の葉を刺激してできた嚢状の寄生物である。 |
性 味 | 味は酸・鹹、性は寒。(帰経:肺・腎・大腸経) |
主成分 | gallantannin を50〜80%含む。ほかに少量の gallic acid ・脂肪・樹脂を含む。 |
薬理作用 | 斂肺降火・渋腸止瀉・斂汗・止血 古人は五倍子に止血・止汗の作用があるとしている。現在では、以下のような作用が実証されている。 収斂作用・止血作用・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用 |
臨床応用 |
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用量 | 内服は1.5〜9g、丸・散剤に入れる。あるいは単味の細末毎回3gを他の湯薬で沖服する。煎剤に加えるのもよい。外用には適量。 |
使用上の注意 |