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生薬名・・・・白豆蒄 はくずく

 

生薬名 白豆蒄(はくずく)
基 原 ショウガ科 Zingiberaceae 白豆蒄 Amomum cardamomum L. の果実中の種子を乾燥したもの。
性 味 味は辛、性は温。(帰経:肺・脾・胃経)
主成分 d -borneol ・ d -camphor などを含む精油
薬理作用 化湿和胃・行気寛中
健胃・制吐・胃内ガスの下降作用、腸の蠕動促進作用
臨床応用
  1. 寒冷にさらされたり・暴飲暴食のあとでおこった急性胃炎で、腹がはって苦しい・悪心・嘔吐・腹痛などの症状があるときに用いる。
  2. 腸チフスなどの湿温病の初期で、頭が重い・胸が苦しい・全身倦怠・尿量減少・泥状便・舌苔は白膩などの症状があるときに用いる。
用量 湯剤には3〜6g。散剤として服用する方が効果があり、1.5g〜3g用いる。
生薬画像