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生薬名・・・・百部根 びゃくぶこん

 

生薬名 百部根(びゃくぶこん)
基 原 ビャクブ科 Stemonaceae 直立百部 Stemona sessilifolia (Miq.) Fr. et Sav. (タチビャクブ)、蔓生百部 S. japonica Miq. (ビャクブ)、対葉百部 S. tuberosa Lour. の塊根を乾燥したもの。
性 味 味は甘・苦、性は微温。(帰経:肺経)
主成分 alkaloid
直立百部 sessilistemonine C25H35O7N など、対葉百部は tuberostemonine C22H33O4N など、蔓生百部は stemonine C17H25O4N ・ stemonidine C19H31O5N などを含む。
薬理作用 止咳・殺虫
抗結核作用・鎮咳作用・殺虫作用・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用
臨床応用 古人は“百部は慢性・急性の種々の咳嗽に使用でき、とくに慢性咳嗽に適しているが、肺熱による急性の咳嗽や痰をともなう呼吸困難にも用いてよい”としている。現在は以下の場合によく用いる。
  1. 肺結核に、他の抗結核薬の補助として使用する。
  2. 百日咳に使用する。
  3. 蟯虫症に使用する。百部の煎液を夜間に持続的に注腸する(1回約5〜6サジ、2〜4日間)と、内服薬の駆虫効果を強める。
  4. シラミの殺虫と止痒に外用する。百部粉(酒炒)あるいはその煎液を局部に塗布する。
用量 内服は6〜18g。肺結核にはやや多く使用する。外用は適量。
使用上の注意