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生薬名・・・・茅根 ぼうこん

 

生薬名 茅根(ぼうこん)
基 原 イネ科 Gramineae 白茅 Imperata cylindrica var. major (Nees) Hubb. の根茎を乾燥したもの。茅花はその花穂である。
性 味 味は甘、性は寒。(帰経:肺・胃経)
主成分 大量のカリウム塩・ cylindrin ・ xylose ・ fructose ・ glucose ・ limonic acid ・ oxalic acid など
薬理作用 清熱生津・涼血止血
利尿作用・止血作用
臨床応用
  1. 熱証の喀血・鼻出血・血尿に用いる。ただし、単独では効果が弱い。
  2. 急性腎炎に茅根の利尿消腫作用を利用する。
  3. 温熱病の煩渇には芦根とともに、悪心嘔吐には葛根とともに用いる。

このほか、黄疸・浮腫に対しては、茅根を豚肉とともに煮るか、赤小豆とともに煎じて服用すると効果がある。茅根の煎湯を茶のかわりに飲用すると、清熱利尿する。

用量 茅根は12〜30g、茅花は3〜9g。
使用上の注意