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| ■生薬名・・・・烏頭 うず |
| 生薬名 | 烏頭(うず) |
| 基 原 | キンポウゲ科烏頭(トリカブト)の主根。烏頭には川烏と草烏の2種がある。川烏はソウ氏烏頭 Aconitum carmichaelis Debx. で、主として四川省で栽培されている。草烏は北烏頭 A. kusnezoffi Reich. などで、各地に野生している。川烏と草烏の用途・成分は大体同じであるが、草烏の方が毒性と効能が強い。 |
| 性 味 | 味は辛、性は温。大毒。 |
| 主成分 | aconitine 。含有量は附子より多い。 |
| 薬理作用 | 回陽救逆・温脾腎・散寒止痛 |
| 臨床応用 | 鎮痛作用は附子より強いが、強心作用・去寒の効能は附子より弱い。烏頭は、去風止痛の効果がすぐれている。 |
| 用量 | 1.5〜6g |
| 使用上の注意 | 補益薬には、配合しない。 |