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生薬名・・・・欝金 うこん

 

生薬名 欝金(うこん)
基 原 ショウガ科 Zingiberaceae 姜黄 Curcuma longa L. (ウコン)、欝金 Curcuma aromatica Salisb. (ハルウコン)の塊根を乾燥したもの。前者を黄欝金(広欝金)、後者を黄欝金(川欝金)という。
性 味 味は辛・苦、性は涼。(帰経:心・肺・肝経)
主成分 curcumin C21H21O6 、主成分がセスキテルペン C15H24 ・セスキテルペノール C15H23OH ・ camphor などの精油
薬理作用 理気・去オ・止痛
健胃作用・利胆作用・利尿作用・軽度の鎮痛作用
臨床応用 疏肝・解欝・止痛の重要薬である。
  1. 気滞血オのために胸脇がはったり痛むなどの肝気欝血の症状があらわれたときに使用する。
  2. 泌尿器系疾患に使用する。腎結石などによる腎臓部痛に、欝金の利尿鎮痛作用を利用し、利尿滲出薬を配合して使用する。
  3. オ血による月経痛に用いる。
  4. 湿温による意識障害(流行性脳脊髄膜炎・日本脳炎などによる昏睡ともうろう状態)には、欝金に菖蒲を配合して使用する。心熱をさまし、芳香開竅の効能がある。清熱解毒の方剤中に加えてもよい。
用量 3〜9g
使用上の注意
  1. 欝金には広欝金と川欝金があるが、名称と産地は一致しない。広欝金(黄欝金ともいう)は主として四川産で、川欝金(黒欝金ともいう)は主として温州産で、温欝金ともいう。両者の効能はほぼ同じで、一般に広欝金をよく使用する。川欝金は薬性が温和で、オ血を除去するが元気を消耗しないのが特徴で、虚弱者に使用するのがよい。
  2. 習慣上丁香とは併用しない。
  3. 肝欝に対して、柴胡が必要ではあるが、激しい燥性による悪影響のおそれがあるときには、欝金に白芍を配合して代用する。
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