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■生薬名・・・・遠志 おんじ |
生薬名 | 遠志(おんじ) |
基 原 | 神農本草経の上品に収載。ヒメハギ科 Polygalaceae 細葉遠志 Polygala tenuifolia Willd. (イトメハギ)の根を乾燥し、中心の木部を抜き去ったものを薬用とするので、遠志通ともいわれる。 |
性 味 | 味は苦・辛、性は温。(帰経:肺・心・腎経) |
主成分 | tenuifolin (加水分解すると tenuigenin A C27H40O8 ・ tenuigenin B C30H46O3 を産生) ・ pollygallitol C6H12O5 ・ onsicin C24H47O5 |
薬理作用 | 安心・去痰・消瘍 精神安定に用いる。神経衰弱や病後の、不眠・動悸・身体があつ苦しいなどの症状に適用する。 抗消化性潰瘍 去痰作用 インターフェロン誘起作用 |
臨床応用 | 鎮静、去痰、抗炎症薬として驚悸、健忘、多夢失眠などに応用する。 |
用量 | 3〜9g 常用量は5g |
使用上の注意 | 量が多すぎると嘔吐を引き起こす。 |
生薬画像 |