Back |
■生薬名・・・・威霊仙 いれいせん |
生薬名 | 威霊仙(いれいせん) |
基 原 | キンポウゲ科 Ranunculaceae 威霊仙 Clematis chinensis Osbeck (シナボタンヅル)の根を乾燥したもの。根・茎も使用する。 |
性 味 | 味は辛、性は温。(帰経:膀胱経) |
主成分 | anemonin C10H8O4 ・ anemol |
薬理作用 | 去風湿・通経絡 鎮痛作用・軟化作用・抗菌作用など |
臨床応用 | 鎮痛薬として、神経痛・リウマチ・痛風・筋肉痛・腰痛などに応用し、また言語障害・手足の痳痺・まぶたの引きつれなど各種器官の痳痺による疾患・盗汗・黄疸・浮腫などに応用する。魚の骨が咽頭部や食道に刺さったときに、酢と砂糖で水煎し、ゆっくり飲み下す。方剤は、去骨湯。有効な場合服用後数時間で消失するが、大きな骨は、無効のため手術を要する。威霊仙30g・酢30g・左藤6g。 |
用量 | 常用量は6〜12g |
使用上の注意 | 作用がはげしいので、虚弱なものには使用しない方がよい。服用時に茶は禁忌である。 |
生薬画像 |