Back

Index

 

生薬名・・・・延胡索 えんごさく

 

生薬名 延胡索(えんごさく)
基 原 開宝本草に初めて正式に収載。ケシ科 Papaveraceae 延胡索 Corydalis bulbosa DC. または C. ambigua Cham. et Schlecht. (エゾエンゴサク)の塊茎を乾燥したもの。
性 味 味は辛・苦、性は温(帰経:肝・脾経)
主成分 15種類のアルカドイドを含む。比較的重要なものは、corydaline B C21H2504N ・ corydaline L C20O4N ・ corydaline A C22H27O4Nである。corydaline B は錠剤の鎮痛剤になっている。
薬理作用 活血・理気・止痛
鎮静・鎮痛作用・鎮痙作用・抗消化性潰瘍作用。
臨床応用 浄血・鎮痛・鎮痙薬として頭痛、胸やけ、胃痛、腹痛、月経痛に用いる。特に婦人の月経不通による下腹部の痛みに良い。
用量 3〜9g 煎剤にしてもよいが、粉剤・アルコール抽出エキスの方が効果がある。
生薬解説