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生薬名・・・・木通 もくつう

 

生薬名 木通(もくつう)
基 原 アケビ科 Lardiza balaceae 木通 Akebia quinata ( Thunb. ) Decne. (アケビ)、ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae 木通 Aristolochia manshuriensis Kom. などの木質茎を乾燥したもの。
性 味 味は苦、性は寒。(帰経:心・肺・小腸・膀胱経)
主成分 アケビ科木通は、akebin (C35H56O203 ・ hederagenin C30H48O4 ・ oleanolic acid を含む。ウマノスズクサ科木通は、arstolochic acid C17H11O7N を含み、煎液にはカルシウムとタンニンが含まれる。
薬理作用 降下利水・通乳
利尿作用(淡竹葉よりも強く、猪苓よりも弱い。) 抗炎症作用 抗消化性潰瘍作用 抗コレステロール血症作用
臨床応用 消炎性利尿・鎮痛薬として、湿熱を除き、小便を通じ、関節を潤す効がある。小便不利 ・関節リウマチ・神経痛・月経不通などの症状に応用する。
用量 2.5〜9g
生薬画像