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生薬名・・・・茜草根 せいそうこん

 

生薬名 茜草根(せいそうこん)
基 原 アカネ科 Rubiaceae 茜草 Rubia cordifolia L. (アカネ)の新鮮な根あるいは乾燥したもの。
性 味 味は苦、性は寒。(帰経:肝経)
主成分 rubierythrinic acid C26H28O14 ・ alizarin C14H8O4
薬理作用 涼血止血・活血。生で用いると涼血・活血し、炒炭すると止血作用がある。
臨床応用 熱証の出血によく用いる。
  1. 不正性器出血に用いる。月経後も少量が持続していたり、長期間少量の出血が続いていて、出血量が多く激しくなったときなどには、茜草根(炒炭)を用いるべきである。
  2. 熱証の出血性下痢に対しては、茜草根の涼血止血の効能を利用する。
  3. 血熱による無月経には、生のまま用いて活血通経の効能を利用し、単独で30gを酒・水各半量で煎じる。
  4. 老人の慢性気管支炎に用いる。
用量 6〜15g
使用上の注意 胃弱・下痢には用いない。