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芍薬甘草湯 しゃくやくかんぞうとう

芍薬甘草湯

しゃくやくかんぞうとう

 

<中医処方解説>

芍薬8.0、甘草3.0

 

肝の陰血を滋補して肝気を柔和にし、疏泄を正常に行わせる(柔肝)の
基本方剤です。芍薬は肝血を補うとともに収斂し、柔肝止痙します。
甘草は、補脾により肝血の生成を補助し、緩急止痛にも働きます。

 

効能       平肝・解痙止痛

適応症      平滑筋・骨格筋のけいれん性疼痛に頓服として用いる。

臨床応用    消化管のけいれん性疼痛・胆石症の疼痛発作・尿路結石の
          疼痛発作・筋筋膜性腰痛・腓腹筋けいれん・坐骨神経痛・
          肩こり症・ねちがいなどに、頓服として用いる。

 

この漢方薬は、漢方の原典といわれる中国の古書「傷寒論」に記載されている
薬方です。別名「去杖湯」とも言われていますが、その名の通り、筋肉や四肢の
痙攣、疼痛に用いられている薬方です。急激におこる筋肉の痙攣を伴う疼痛

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