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麦味地黄丸 ばくみじおうがん

 麦味地黄丸 麦味地黄丸 麦味地黄丸

 

麦味地黄丸

ばくみじおうがん

 

<中医処方解説>

熟地黄4.0、山茱萸4.0、山薬4.0、牡丹皮3.0、沢瀉3.0、茯苓3.0、
五味子6.0、麦門冬18.0

 

麦味地黄丸は、補腎陰の六味丸に滋陰潤肺・平喘止咳の麦門冬・五味子を加え、
肺腎陰虚の喘咳に適用させている。

 

効能    滋補肝腎・潤肺平喘

適応症        肝腎陰虚:頭がボーッとする・頭がふらつく・思考力減退・
                   めまい感・耳鳴・難聴・腰や膝がだるく力がない・
                   口渇(とくに夜間)・咽の乾き・体の熱感・手の
                   ひらや足のうらのほてり・歯の動揺・寝汗・遺精・
                   性欲の仮亢進(勃起不全・早漏・快感がない
                   などの機能不全をともなう)・尿が濃い・尿の余瀝・
                   便がかたいなどの症候。女性では、無月経・
                   経血量が少い・無排卵などがみられる。
            この症候に、乾咳・息切れ・吸気性呼吸困難・無痰あるいは
            粘痰・ときに痰に血が混じる・口渇などの肺陰虚の症候を
            伴うもの。舌質は紅・少苔・脈は細数。
臨床応用      慢性気管支炎・気管支拡張症・肺気腫・喘息・肺結核・
            アトピー性皮膚炎などで、肺陰虚・肝腎陰虚の症候を
             呈するもの。

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