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虚痛が主症状の重大な病気

【心筋梗塞】

心臓は、胸のどちらかといえば左側、実際にはほぼ中央といっていい位置にあります。ですから、心臓病による痛みは、胸の中央からみぞおち、両肩、左腕にかけて痛むことが多いのです。 いちばん危険な信号は、締めつけられるような痛み・中央部が拡散するような痛みが5分間以上続くこと(心筋梗塞と)、呼吸困難をともなう突然の激しい痛み(解離性大動脈瘤)です。


 
●強い胸痛発作で、命にかかわる

心筋梗塞

 心臓をとりまいて心臓に栄養や酸素を与える冠状動脈が詰まり、血液が流れない状態になって、心臓の筋肉の一部が壊死してしまうもの。
 1回めの発作で汚が死亡するこわい病気ですが、半数は、数旦別から数週間前に前兆である狭心症発作を経験します。この段階でかならず診察を受け、適切な処置をとることが、命を救います。

【原因】 

動脈硬化によって血管が狭くなっているところへ、血液の小さな塊
(血栓)で完全に詰まることによって起こる。

【症状】

胸の中央、ときには左胸に、突然激痛を感じる。ナイフで突き刺されたような、握りつぶされるような、焼け火箸をつっ込まれたようななどと表現される強い痛みが、数十分以上、ときには数時間にわ七って続く。 ショック症状をともない、胸をかきむしるように苦しむこともある。

【対応】

救急車でCUU(冠動脈疾患集中管理病棟) のある病院に運び、専門医の治療を受ける。治療が順調にいけば、5日から2週間で心電図が安定し、3週間ぐらいで室内の歩行ができるようになり、3〜6か月で仕事に復帰できる。

【予防】

精神的なストレスが大きな誘因であると考えられるので、生活態度を変えるだけで発作を起こす危険性はかなり防げる。

 

心筋梗塞
心臓をとりまく冠状動脈が詰まってしまう。

狭心症・心筋梗塞の痛みの特徴

心筋梗塞で痛むところ
痛む場所は狭心症とほぼ同じですが、より強く、激しく痛みます。時間的にも長く続き(30分以上)
顔面は蒼白になり、唇や指先は紫色になる。


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