第3回 子どもとまちづくり学習

川崎学V「子どもの遊び環境とまちづくり」
  第3回 子どもとまちづくり学習
  日時:2001年11月17日(土)

□都市計画課)宮崎さん

3.副読本の作成プロセス
・まちづくり局職員のやる気ある有志 企画課長、係長級、若手
・小学校教員のやる気ある有志    校長、主任級、若手

・まちづくり側役割 カリキュラム学習 小学校授業に
 小学校役割    
 相互理解が必要 → 共感

・やる気がおこる楽しい体験・作業 と わかりやすい事例

・全体検討・試作実験 内容の深化

・紙質 耐用性、鉛筆書き込み可能、背の厚さの確保
 ふりがなを振る

4.副読本の内容

  第1章 〜まちに出て、まちを楽しみ、発見しよう〜
  第2章 〜自分達で調べ、互いに深めよう〜
  第3章 〜異なる視点で話し合い、総合化しよう〜
  第4章 自分達が実際に戸と訪れて理解できる

  パーツをつくろう→まちづくりゲームをしよう!→体験しよう
  →見つめなおそう(役割分担)→まちの主人公会議→みんながまちの主人公

5.ポイント

・知識より、まず体験!方法論を伝える!
・地域に根ざしたまちづくりを伝える
・方法論と事例をセットにした学習が大切
・丸投げをやめ、手作りによる柔軟さを
・とにもかくにも、身近なで!楽しく!

6.運用状況

・川崎市立小学校 1学年=1万人 (1万部で一冊200円)
・新3年生の全員に配布(継続事業)
・まちづくり1万人運動と言えるのではないか。

課題
・「総合的な学習の時間」の活用
・指導用手引き書の作成
・地域の人との関わりや専門家との連携
・継承していくための組織体制の検討
・ホームページでの情報交換と内容更新

まちづくりの専門家〜学校〜地域社会
町内会、NPO、まちづくりセンタ、市民アカデミー、、企業、、が、支えていく。

・こども・・・まちづくり  原理は似通っている 地域が支えていく
・地域での実践! 地域コミュニティ と 広域的政策・ネットワーク

ホームページも作っている

□市立西菅小学校教諭 桑野ヨシ江さん

・先生の立場として。社会科教育研究会のメンバ。立候補した方。
・川崎は全国でも一番副読本の多い市。
 「かわさき」138ページ。2000円。
・3〜4年生、川崎の勉強する学年。全部で6冊もらう。3年生。
 社会科の教科書いらないくらい。
・もう一冊作るからには、よっぽど良い本じゃないと。
・市議会からは、毎年、合本の要求がある。
・出来るかどうか分からないけど、集まって話してくれ。
 まちづくり局への印象、熱意を感じた。
・総合的学習対応をポイントとした。
・こどもたちが見て分かる、自分のまちとして考えることが出来ること。
・イラスト、・・・パステル調、を見て、良い本になる印象を受けた。
・新鮮な、良い話しを聞けて、良かった。
 パソコンを駆使出来ること。新鮮な驚き。
・絶対作ってくれ。まちづくりも請け負った。

・かわいい。自分たちで読み進める本。
・一番、喜んで使ってもらえる本になっている。
・6年まで使える名前欄。
・大人も使える本。
・子どもを啓蒙することは、大人への啓蒙にもつながる。
 行政と家庭の垣根をとる一つの方法。
・電話での受け答えは冷たい印象。宮崎さんと現場に足を運んでくれた。

・子どもたちの活用の実態。
・1〜2章。3年生の社会の最初に使える内容。
・「遊ぶ」という言葉でわくわくする。
・人との関わりをしないといけない。一番大事なこと。
 困った時に人に聞く、恥ずかしがらずに人に聞けること。
・3年前から総合的学習の課題校。年間30時間研究授業。
 まち体験→お店体験→ 昔のことを調べる、梨畑
・4年生。水、下水。昔は川の水を飲んでいた。水質検査も。
・環境学習はちょっと弱い。5年生はあまり使わない。
・6年生。歴史、政治で使うことになる。
・バリアフリー、草ぼうぼう、、関心がある。
・他の街のことが分かるのも良い。行きたくなる。
・自分の街、区、市、日本、世界、、と視野を広げる学習。
・多摩区からは、南に行くと、海があることを驚く。
 市役所を見せても、イメージがわかない。まちづくりにも無関心。

・せめて、川崎は良い街と思ってもらいたい。
・先生の方も、川崎を知らない先生もいて、良い。

・子どもたちも良い本と思っている。
・総合的学習に使える本。
・この本を見て、あちこちに行ってみようと思うようになって欲しい。
・学校毎の副読本。バザーとかで作る。
・まちづくり局に、、パイプが出来た。人と会えることも良い。

・中学校でも使える。川崎のことを好きになった子どももいた。

・岡田さんが更新。

Q:子どもらは開発をどう考えているか。
A:花火が見えなくなる。緑がなくなるのはイヤ。親の動きを見て、、

・敷居が高い。池田小事件。IDカード。
 学校に来る人は良い人から、、、、

1〜2年の方が直観的な発言が多い。
3〜4年になると分別がつく。
関心もたせることが総合学習。

バリアフリーについての子どもへの説明は?
→点字ブロック、切符売り機、、、福祉の総合学習、、盲導犬
 アリの気持ち3年生、26ページ、、

小海 行政の方も読んで欲しい
土方 池田小事件で閉鎖的になっているのでは。余裕教室使用等、開放的に
平林 地域の中で学校を有効活用出来れば良いな
鈴木 まちづくりのメンバにも配られていたら、もっと違う動きになったな。
   麻生区24校、学校開放、そんなに出来てないことはない。
可知 もっと安全になると良いネ。はるかちゃん。
田中 厚さがちょうど良い。地図、模型なども良いな。
   サラリーマンと大人たちと接する機会が必要である。
中村 広域行政。宮崎さん、良い仕事しているな。大人版があると良いね。
   大人向け教育体制が必要。
白戸 すばらしい。
大石 その時々、学年で使えそうなで良いな。地区センタにおけば、大人も
   使える。地域を知らない。自分の土地がこうなんだ、愛する一助。
竹井
美濃部 親子の対話のきっかけになれば良いな。家で勉強した記憶がない。
    仲間と遊ぶのが勉強だった。昔は大人より地域を知っていた。
    親よりもつきあいが広い。それがないけど、こんな本が必要になってきた。
    学力が落ちてきた。不思議に思う。

渡邉 平間小学校、子どもらが5〜6人集まってやっている、これか。
   虹ヶ丘小学校コミュニティルーム。平間小で余裕教室で市民館分館、
   話しが進んでいない、行政と地域の話し合いがうまくいっていない。
   玉川小学校、余裕教室でふれあいディセンタをやっている。うまく
   やっている学校もある。
竹本 こういう副読本があるのは今の子どもは幸せ。
   まちづくりの参考書として凝縮されている。
岡田 小二の時、絵地図を作る授業があった。地図が好きになった。
   理想の都市を描く遊びをしていた。今の仕事につながった。
   その時の先生はよかった。
   30ページ、輪廻、まちづくりの思想が良く書けている。
藤井 港湾局。マリエン勤め。9面マルチビジョン、壊れている。
   川崎の小3の全員が来る。ものすごく良い本。絵が好き。
   思想を現そうとした努力が見ることが出来て良い。言葉の選択。

宮崎 ・まちづくり局の管理職に配った。反応はそれぞれ。
さん  新人研修、まちウォッチ3日間。新人には根気よく。
   ・ゆりかごから墓場まで。地域に確実になる施設である学校。
    積極的に提案していきたい。
   ・まちの主人公。
   ・子供だましにはしたくなかった。可能なかぎりの内容は盛り込んだつもり。
    大人も意識して作った。
   ・都市マス全体構想の新聞チラシで、8時30分faxあった。
    小さい子の母親から、意見を言える機会を作ってくれてありがとう。
   ・厚さ。削減することに苦心。
   ・バリアフリー、言葉を入れることも検討したが。改版時には、、
   ・発見、、一つのキーワード。
   ・地区センタ、、、配布したいな。子ども文化センタの活用。
   ・親子で企画。新百合の歩道デザイン。子どもの想像力、子どもは
    凄いことを認識。発表に親も来た、良いきっかけになる。
   ・子どもの方が良く知っている。地域でも子はかすがい。
   ・川崎都市計画マスタプラン、高齢者が多かった。
    海を埋めた責任、子どものために考えたい。80男。
   ・ネコの絵の意味。

桑野 ・ここに来るまではヤダなと思っていたが、来たのは良かった。
さん ・学校の余裕教室には関心。学校の中にいろんな人が入ってくることは
    良い。金八先生のデイケア、、、
    阪神淡路大震災、学校の機能を失った。校長室と職員室に住民が入った。
   ・区切りながら防犯できる学校は、開放しやすい。古い学校。
   ・施設開放、学校でも急に使いたい時もあり、今、問題化。
   ・学力低下。生きる力、人に関われる力。応用の効く力。
    漢字、計算、基礎が出来れば分かるはず。
   ・教えても忘れる。
   ・子どもは新鮮な気持ちで、真っ直ぐな気持ちで取り組む。
   ・まちに出ると時間がかかる。出さない先生もいる。
   ・百聞は一見にしかず。

・図書室の本の数が少ない。読ませる教育が大切。
 朝30分読ませる。いじめがなくなった。
・朝の20分、先生の朝会等の時間がある。やっている学校はある。
 読み聞かせもしている。でも自分は読まない。先生の采配もまちまち。



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