第1回 ・・・・ 日時 2001年10月6日(土) 目を閉じて、子どもの頃の遊びを思い出す。A3の紙で作る。 土方さん。野球のバット。兄貴の相手をやらされた。 田淵さん。池と木。絵を書いたり、ターザンごっこをしたり。広島。 斉藤さん。簾。信州の山の中。学校から帰ると仕事があった。農作業、水汲み。 川の流れに竹の簾を差すと、川海老を採る。どじょう売り。 大石さん。お宮さん。出来なくて悔しい思い。うらやましい思い。晴海。 白戸さん。進駐軍アメリカキャップ。15才の頃。川遊び。 渡邉さん。洗足池。目黒から、クチボソを釣りに行く。2里歩く。 鈴木さん。麻生区五力田の風景。虫採り、蛍。小田急多摩線が通った。 遠藤さん。マイク。岩手県盛岡。兄にくっついて遊んでいた。泥棒巡査ごっこ。 童謡歌手になりたかった。午前と午後で、歌う場所が違った。夕日。 竹井。 学校のクラウンドが近くにある。釘さし遊び。 杉山さん。鶴見。ザリガニ採り。山、川。泥棒巡査ごっこ。 可知さん。学校の校庭が近かった。王選手が好き。男の子からは邪魔扱い。 女の子を集めて、チームを作って、負けた。サッカーもやった。 美濃部さん。網。ギンヤンマ、クマゼミ、ツクツクボウシ。魚釣り。 岡田さん。日吉の古墳。小さな谷戸がある。鬱蒼とした森で怖かった。 がき大将かっちゃんと一緒に古墳にいく。発掘の穴がある。大冒険。 佐久間さん。山と川と田んぼ。福島。ファミコンが出始めた頃。 お転婆で栗拾い、川で泳ぐ。夕焼けと流れる雲、形を言い合う。 鈴木さん(職員)。川崎。多摩川で釣りをした。ダボハゼ。釣り竿と網。 野球、原選手にあこがれていた。 藤井さん。土砂崩れ防止のコンクリ崖。佐賀伊万里城。上まで上る。 遊びでもあり、生きる力でもある。 今は? モノは豊かだが、どうであろうか。 世田谷三軒茶屋・太子堂、3世代遊び場マップづくり。 ・空き地、原っぱがたくさんあった。レンゲつみ。 ・高度成長世代。昭和30年代,少し空き地があり、神社境内。 ・自然の場所がなくなり、川も埋められ。道路で遊ぶ。 がき大将集団もなくなり、同年齢集団。 「三世代遊び場図鑑」〜街が僕らの遊び場だ!〜を作った。 アライ印刷 子どもの遊びと街研究会(発行所) ・お母さんたちとの葛藤。地図に土で残っている場所を蛍光ペンで塗る。 「汚い」と言ったら、反論、ケンカ、分裂した。 ・原っぱが固くなると、穴堀りできなくなる。土が大事。 ・お母さんたちの視点。都市計画は完璧ではないと実感。 「遊びと街のエコロジー」木下勇 丸善H8.9.30 1800円 ・変えていくのは住民運動らの力。 理念と運動と制度。主権在民。丸山真佐夫。 小田急高架判決、過程が大事、公共のために何でも許される時代ではない。 ・昭和5年生まれの子。 ・自然との詩的共有。 ・都市計画、地上げ屋、運動を行政を毛嫌いするが。 仲良く、、、緊張関係。 生活を背負っている、、行政背後の察する。 ・大人になると、子どもの頃を忘れる。子どもの立場で考えない。 3才、小3、、、夜遅くて、朝も一緒に食べない。 親と一緒になにかすることもない。 道路の問題、、、子どもにやさしい街になっているか? ・農村の仕事に入った。 百姓さん、子ども時代の仕事、遊びの中から、いろいろ覚える。 夏は川で遊び魚取り。なまずも利口だから。自然を読み取る。 ・自然の感覚がないと、環境問題も実感できないのではないか。 ・チョムスキー。深層構造を元に、環境体験と言葉から、意識(概念)化。 ・パウルクレー、宇宙、、、脳の構造、進化発生過程を有している。 ・子ども、体験を通して獲得していく。 言葉が言葉だけの記号で終わっている? ・農村の語り、実体験のある言葉、、体験と言葉の関係。 昔の方がストレートにつながっていた。 ・若い世代、将来に不安で、子どもを作りたくない人も。 ・外では、大人達が何かやっていて、安心して子どもも遊ぶ。 ・まちをお化け屋敷に。 ・オランダ・ボンネルフ、コミュニティ道路。道路は生活の庭。 法律で、子どもで遊ぶこと、車は注意することが規定。 道路に砂場、自主保育。ある程度の自己負担。 やる気のあるところから作っていく。 遊び道具の保管場所。 ・(日本は車優先、、、) 道路交通法。酒に酔ってふらつくこと。 すわり、しゃがみ、立ち止まること。 ローラー・スケート。 近所の人も、子どもが道路でめ遊ぶことを嫌う。 →子どもが道路で遊ぶことがなくなった。 ・大田区の道路の遊び場。公園作りが間に合わないので。横断幕。 ・秘密基地作り。自立と関わる。木の上。ガラクタ置き場。 ・桜丘地区、地域の遊ぼう会、秘密基地作り、好評。 周りの住民とのぶつかりもあったが、調整はリーダーの役割。 あそほう会のバザー。 ・イギリス、ドイツ、いろいろあったが、今は縮小傾向。北欧は公的空間になる傾向。 ・広場が必要。 ・遊んでいる場。学校に告げ口、子どもらは陰険だと言う。 ・イメージ、もの、ひと。 **隣はなにする人ぞ、道路は車にとられ、 何が生きる力? 総合学習か。 **Q&A** Q:管理と冒険。自己責任。 野外活動の保険。自分の責任で遊ぶことを明記。親にも子どもにも。 羽根木でも事故は起こる。親も納得する。 大人、子ども、危険だと思うところ、面白いと思うところ。 出来ないこと、子どもは自分で判断、、危険を感じる力 そういう場がなくなってきている。 アメリカのような契約社会ではなく、共同体の中の約束事を信じること。 Q:子どもが街で遊べるようにするには? ・法律、あそんじゃいかん。 速度対策は、デコボコがいちばん効果ある。振動問題あり。 何のために道路を改造するか。 行政は、分からない。運動として戦っていくしかない。 イメージはんぽもいかんと言われる。狙いは法律改正。 Q:公園の禁止条例を消すためには? ・自分らで管理をする。公共性を肩代わりするグループが必要。公開性。 大田区、草っぱら公園。虫の苦情が来ても良い。逐一対応。 自然が戻ってきて、子どもらが喜んでいる。 トラブルを楽しむ感覚。大事やなー。修復も良い。雨降っても地固まる。 大人がガードしてやる。大人のコミュニティ作りが必要。 Q:子どもの範囲は? お母さん、「汚れるからダメ」 お母さんらの意識から変える必要があるが。 A:親も含めて、伝えていかないといけない。 選択肢が用意されていない。泥んこ遊びの場がない。 土、泥、水、火、、基本的な遊びをする場が必要。 川、水辺、、、環境整備も自然指向になってきている。 お母さんに、子どもらが楽しい、イキイキとした様子を見せる。 子育て教室のメニュー化。 麻生区・環境センター、、運動会・リズム、、多数集まる。 お母さんらも関心もっているはず。 Q:プレーリーダの養成? 親と子どもに対しての教育、遊ばせ方は? A:養成講座、多数、参加している。 また、きちんとオーソライズされていない。 イギリス、ドイツではきちんとしているが。 子どもの発達、児童心理、なども必要。 児童館指導者などのカリキュラムとは若干違う。 教育の観点だけでなく、遊び、自発性、芸術性、表現力の育成がある。 コミュニティ活動のやり方、かかわり方も必要。 Q:どろんこ遊び 砂場、汚い。シート掛けも長続きしない。 お母さん方がきれいにすることから関わって欲しい。 A:理想だが、男親の参加も必要。 お母さんらの会話、仲良しクラブ的グループ、建設的でない方向。 男を使うぐらいのバリバリの母親もいるが。 違う価値観、考え方を、ぶつけ合うことが必要。 A:大人が作ってくれる公園だけではなく、子どもらが自ら見つけて いく遊び場はないのか。 Q:発想の原点は、子どもの時の遊び、体験。伊豆、ミカンの木。 源風景。示すことにより、理解してくれる。地図づくり。 川崎の源風景、自分の源風景を重ねる。 過去の生態系を調べながら、考えていく。 小川の開放。スイス、12〜13KM。住民からの土地提供も。
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