*****多摩区市民健康の森推進計画(案)市民発表会*****
日時 2002年2月24日(日)13:30〜15:30
場所 多摩区区役所11F会議室
□塚本副委員長の推進委員会紹介
・6月から始まって2月まで10回の会合。
・予算措置はしない。(仮称)日向山が選ばれた。4.5haで健康の森の土地。
・10月からは「汗を流そう」と竹刈りなどの作業を行った。
・5月にNHKで「川崎の自然」の放映があった。
多摩区健康の森が取り上げられた。
・9月2日の健康の森フォーラム、点が結ばれ緑の回廊がイメージが出来た。
・麻生の植樹祭からも招待状が来た。
・市民と行政のパートナー。
・決定は市民の手、住民本位の運営。市民も責任がある。
□基本理念 次代に残そう、多摩の里山
基本方針 @子どもからお年寄りまで誰もが利用できる森を目指す
A野鳥、昆虫などの自然との共生をめざす
B歴史的な背景を整備内容に活かす
C次代の変化に対応しながら進めていく
D地域住民の意向を大事にする
□東生田緑地のビデオ紹介
・春、満開の桜。ユキヤナギ、ウグイス、早春。
・夏、新緑。蝉時雨。
・山頂広場、子どもたちの自然観察の拠点にもなる。
・秋。紅葉、色とりどりの秋の様子。
・冬、スズメ、野鳥の多い森。根岸稲荷、雪景色に映える。
□東生田小学校5年生による研究発表、総合的な学習の成果
・森づくりの担い手。
・それぞれグループ。自然の草花でどのように染められるか。
靴下、バンダナ、タオル。ムラサキ色の染め方、パンジー等々。
すりこぎ、ヒサカキ、ヨウシュヤマゴボウを加えると濃くなる。
洗う時は手で洗うこと、色が落ちるので。びっくりした。
・1〜2時間つける。40度くらいのお湯が効果的。
洗剤で洗うと色が変わる。
・どんぐり染め、すりこぎで砕く。お湯で煮る、酢を入れる。
薄い茶色、バンダナ、良い色。どんぐりを増やすと濃くなる。
・身近な植物でもいろいろ染められる。
いろんな植物を植えておけば、いろいろ染められる。説明も。
・自然の料理。
・ムカゴ、ドングリ、ホウバ、椎の実。
・どんぐりの料理法は沢山ある。どんどりのとり方、たくさん落ちている。
アクをとれば大丈夫。
・椎の実クッキー。バター、砂糖、小麦、椎の実。180度で20分。
・ムカゴご飯。生田緑地、菖蒲園。醤油を入れ炊く。
・ムカゴ、ドングリ、良く乾燥する。
・自然なもので料理が作れるとはビックリ。いろいろある。
・アニマルグループ。
・動物を見た発見場所。タヌキ。モグラの死骸を1年生が見た。
・鳥は28種。フクロウもいた。水辺にもたくさんいる。
・昔いた動物について、ヒアリングした。ノウサギがいた。びっくり。
23年前から住んでいる、ガマガエル、リス、ヘビ。
20年前から住んでいた、タヌキ。
30年前から住んでいた、タヌキ、庭にも良く来た。毛が抜けたタヌキ。
・公害が動物たちに影響を与えている。ノウサギも姿を消した。
・まず、動物を増やそう。小鳥、タヌキの子育て、ノウサギの飛び跳ねる姿。
・多摩区健康の森を見て、人気メニュー、これがしたいアンケート。
6位、炭焼き、花見、シジュウカラの子育て観察。
5位、冬のバードウォッチンク、夜の里山体験。
4位、小鳥のお宿つくり。
3位、竹の子堀り。
2位、餅つき体験。
1位、カブトムシのお宿作り。
・自然と思い切り遊べるように。木登り。望遠鏡も欲しい。
・野草の森。枯れ葉、拾って遊べるように。解説板も欲しい。
・ねぐらの森。動物たちのしぐさを観察したい。
・樹液、昆虫の住みやすい森。
・野鳥の森。木の実を植えてほしい。
・クイが腐っているので新しくして欲しい。
枯れ葉は栄養に。案内板は子どもも読めるように。
駐車場は排気ガスが出るので、端の方に設置する。
□推進計画(案)の概要
・昔から森が守られていた。多摩自然歩道。回りは水田だった。
・住宅開発が進み、ポツンと残された森。
・市が保有してから40年、手つかず。薪炭林が放置。
・林内、アヅマネザサぼうぼう。竹林も森全体に広がった。
クヌギ、コナラ、枯れていった。見通しの暗い森になったいった。
・しかし、イヌザクラの大木等、貴重な木々もある。
・3つのゾーン
・植物観察が出来るゾーン。安心して散策できる。
・きちんと里山的管理をする森。
野草の森、花木の森、サクラの広場。
・野生の動物が安心して住める森。保全ゾーン。
日向の丘、野鳥の森、ねぐらの森、泉の庭。
・収穫を楽しむゾーン。クリ林、竹林。
・案内板、掲示板の活用。
・里山的管理。なぜ、竹を刈るのか?
楽しくない森になっているのを、明るい森にしていきたい。
・クヌギ、コナラなど、切られても芽が出てくる木。ヒコバエ。
・明るくなると、眠っていた草花が出てくる。ゴマノハグサなど。
・2〜3年後、丈夫な木を残して、育てる。
毎年、アズマネグサは刈る。落ち葉は掻いて堆肥等にする。
乾燥すると芽が出ない。
・ドングリから育てると10年かかる。ヒコバエは早い成長。
・15〜20年で切ると若い森を保つ。年をとると出てこない。
・状況に応じてやっていきたい。
・竹は1年で成長して他の木よりも大きくなり、他の木を枯らす。
根は土地を乾燥させて他の植物の芽吹きを妨げる。
□使い方と管理体制
・四季折々の森の管理を基本とした活動にしよう。
・子どもから高齢者まで様々な人が一緒に集える機会を増やしたい。
・様々な「技」を持つ市民の活躍の舞台となればいいな。
こんな人が誰でも自由に参加できる、開かれた体制づくり
・みんなで仲良く行動がとれる人
・自分の行動に責任がもてる人
・活動により誰かが喜び、その喜びで自分も喜べる人
・竹刈りには、あと50回以上の作業が必要。竹刈りビデオ。
「竹を刈って、すっきりした」というのが大多数の声。豚汁も。
・みんなの参加をお待ちします。
・3月4日に区長に提言書を提出。
・今後の体制づくり
・準備会の組織立ち上げ、管理運営組織メンバ募集、発足・イベント、
川崎市と管理協定締結、管理運営活動の本格始動
□近々の活動
・3月31日(日)9:30〜 お花見、観察会、竹の伐採。
・4月27日(土)9:30〜 筍堀り大会、竹の伐採。
・5月29日(水)9:30〜 若竹取り、竹の伐採。新緑。
□Q&A
Q:トイレについて
A:なんとか工夫して、なんとか準備していきたいが。
中原)橋本会長:中原は狭いのと近くに井田病院もあり作っていない。
民家も隣接しているので、様子を見ていきたい。
川崎)伊達さん:2.4ha。道路公団設置のトイレ、公園の中に
もう1ケ所ある。前者は撤去予定、後者は荒れている。
なんとかしていきたいと考えている。
宮前)土方さん:菅生緑地の隣、2.1ha。午前中の作業では不便は
感じていないが、子ども、母子などの参加もあるので
トイレは必要だが、管理等の問題は要検討。
・設置する場合は、目の届く場所じゃないと何かと問題。
Q:火は? 消防車も入ることの出来ない場所で不安。
一般的な人に対しての規制は?
A:十分、対策を考えていきたい。
Q:竹の伐採、道具は? 弁当は? 事故時は?
A:のこぎり、剪定ばさみ、皮の手袋、ベルト、、準備することを推奨。
12時までには終わるが、適時。ボランティア保険がある。
Q:スタンプラリーはどうか。
子どもたちに里山で遊ぶ楽しさをどう伝えたら良いか。
A:提案として受け止める。
・昔の様子は、7〜10年毎に切っていた。今のような大きな木は
なかった。繰り返しをやっていく必要がある。もっと手入れが必要。
以上(文責:竹井)
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