AFRICAN BATIK


「バティック」とは?
日本語でいうと「ろうけつ染め」。熱で溶かした蝋を使用し、絵を描くような感覚で、布の染めたくない部分を蝋でカバーしてから染色を行っていくという伝統的な手法です。日本ではインドネシア等、アジアの繊細なバティックがよく知られていますが、西アフリカ・セネガルにおいても、アフリカ独特の色彩・デザイン感覚、自由な発想で作られた様々な種類のバティックを見ることができます。

ここでは、実際のバティックの作り方を簡単にご紹介します。

バティック制作は時間と手間、そして体力を要する気の長〜い作業です。
1. 布にデザインの下書きをする 2. デザインの中で白く残したい部分に熱で溶かしたロウを塗っていく 3. 1色目の染色。(ここで、先に蝋を塗って置いた部分には染料が浸透しないため白く残る。)
4. 染色後、乾かした生地の上にさらに蝋を重ねて塗る。(この時点で蝋をおいた箇所には上記の場合黄色が残る。) 5. 2色目の染色。この後、デザインに合わせて、蝋を塗り染色、という作業を3色、4色...と色数分繰り返す。 6. 全ての過程終了後、生地にのっている蝋を熱湯できれいに溶かし落とし、洗浄→乾燥→やっと完成に至る。

このように、柄が複雑なもの、色数が多い物ほど大変な作業になります。

インドネシアなどアジアのバティックでは、とても細かく繊細な柄が多く、色調もシックですが、アフリカのものは(もちろん作り手にもよりますが)大きめで大胆な柄が多く、色も赤、青、黄、緑、土色などはっきりした色を独特のセンスで組み合わせるため、とても派手なイメージのものが多くあります。
これらのバティックは目的に合わせて製作され、普段着、正装、家の装飾など多くの用途に使われます。プリントされたバティックの布も多くありますが、アフリカの風景にはこの手作りで暖かみ溢れるバティックがよく登場します。
またバティックは、ちょっと贅沢な工芸品、という意味合いだけでなく、技術を磨けば立派な芸術表現としての多くの可能性を持っています。

アマドゥ・トゥンカラの作品は、古くからあるアフリカの様式を踏襲しつつも、画家としてのバックグラウンドを活かし、染めの元になるデッサンやデザイン、色彩に重点をおき、斬新さやオリジナリティを追求した彼独自のスタイルを築き上げています。シリーズ「レゲエ」「アフリカ」「アート」等、テーマ別に作品を制作しています。