シネマ大全 た行・ト

 トリコン!!!     2008年 日本

同じ孤児院で育った3人の少年。時は過ぎ、彼らはエース、キング、ジャックという名前で呼び合う探偵になっていた。さっぱり来ない依頼の代わりに現れた少女・ダイヤは、エースたちを“パパ”と呼び、彼らの日常を壊して行く。おまけに、ダイヤの背後には、彼女を狙う黒い影。3人の探偵はダイヤを守り、事件を解決出来るのか?


港・ヨコハマを舞台に、3人の売れない探偵が一人の少女と出逢う事で起こる変化と成長を描いた爽やかな一作。かつての人気テレビドラマ「傷だらけの天使」や「探偵物語」の様なテイストを持った、気持ちを楽にして観られる一本だ。

イケメン俳優のトリプル主演だが、意外にも(?)この3人のコンビネーションが滑らかでとても良い。
カッコ良くて楽しく、少し切ない。

そして、喫茶店のマスター役の峰岸徹の存在。
詳しくは書けないが、峰岸徹は、この映画における非常に大きな“重石”となっている。
彼がいなければ、これは全く違う映画になっていたに違いない。
キャリアと実力のある俳優の重要さを再認識する一本でもある。

(2008.1.27)