平成20年。高校生の未歩は母の再婚相手を紹介されるが、思わずその場から逃げ出してしまう。
その直後、突然、地震が発生し、未歩の手から落ちたケータイ電話は光に包まれて消えてしまう…。
時は、明治45年、小説家志望の宮田時次郎は今日も原稿がボツとなり、肩を落として帰る途中、いきなり建物が揺れ始め、天井から何やら降って来た。それは未歩のケータイ電話だった。「あのう、それ私のケータイなんですけど!」「ケ…ケッタイ!?…」時空を超えて繋がったケータイ電話。混乱しながらも2人は状況を理解し、何度も会話を重ねる内に、お互いに惹かれ合って行く。しかし、現代を生きる未歩は、やがて時次郎の“運命”を知ってしまう…。
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