岡村通信  「番外篇」

2001年11月5日

日々、寒くなってきていますが、いかがお過ごしですか?

映画評論家の淀川長治さんが89歳で亡くなられて、11月11日で3年になります。

淀川さんは、映画の妖精でした。
私は特別に親しかった訳ではありませんが、子供の頃から映画の見方、そして映画というものが いかに素晴らしいものであるか、「感覚」とは何か…、本当に多大な影響を受けて来ました。 今も受けています。

淀川さんがいなかったら、現在の私は立っていることも座っている事もできなかったでしょう。

その淀川さんの少年時代を描いた映画「淀川長治物語・神戸篇〜サイナラ」(大林宣彦監督 出演: 秋吉久美子、柄本明、岸部一徳、厚木拓郎 ほか)が、11月5日 月曜日 深夜(2時46分〜4時37分) テレビ朝日で放送されます。

私は淀川さんが少年時代によく通っていた、神戸キネマ館の切符係の役で出演しています。 演じ終えた時、子供時代の淀川さんに逢えた気がしました。

この日は関東地方だけの放送ですが、順次、他の地方でもやるようです。
是非ともご高覧下さい。とても美しい映画です。 

いつも私事で大変恐縮です。

これからだんだん寒くなりますが、どうかお身体大切に…

ではまた!