〜現地時間10月29日、午後6時45分にキックオフされたアジアカップ決勝戦。日本は前回の王者サウジアラビアを下して2大会ぶりにアジアの頂点に立った。〜
いやぁー、優勝しました!ファンとして嬉しいかぎりです。川口の好セーブ、森岡のディフェンス、中村のフリーキック、西沢のポストプレー、etc・・・みんなよく頑張ってくれました。そしてなんと言っても戻ってきた日本のレフティー名波浩!この人抜きに今回のアジアカップは語れないでしょう。
予選から全試合フル出場。3得点。攻めに守りにフィールドを所狭しと駆け回り素晴らしいパフォーマンスを披露。そのプレーで日本代表を牽引していました。
印象的だったのは準々決勝のイラク戦。
試合開始早々にイラクは日本の左サイドを鋭く突いてきた。
前半4分に森岡のクリアミスをイラクに拾われ失点。
僕の頭の中でよみがえるドーハの悲劇・・・。
そのわずか4分後、日本はセットプレーのチャンスを迎える。キッカーはもうひとりのレフティー中村俊輔。その左足から繰り出されたボールはふわっとした弾道を描き、テレビ画面上では誰もいないスペースへ。
「えっ?どこ蹴ってんだよぉ!?」
蹴った瞬間、テレビで観戦してた人は誰もがそう思ったのではないだろうか?しかし、その無人のスペースにテレビの画面外から走り込んできた名波が目の覚めるようなダイレクトボレー!ボールはサクッとサウジゴールへ突き刺さった。
その瞬間、僕の頭の中の悪いイメージは完全に消え去っていた。
このときの強烈な印象は今でも忘れられません。
もちろんこの場面以外でも名波は活躍してたし、他の選手もハイ・パフォーマンスを披露しました。
アジアを制した日本はオリンピックに続き、2002年W杯に向けて重要なステップをクリアーしたと言えるでしょう。
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