J1 2ndステージを考える
Date 2000.11.27
オリンピック、アジアカップによる中断を経て2ndステージが終了しました。最終的な順位は次の通り。
順位 | チーム名 | 勝ち | 引き分け | 負け | 勝ち点 |
1 | 鹿島アントラーズ | 10 | 4 | 1 | 33 |
2 | 柏レイソル | 11 | 1 | 3 | 32 |
3 | ジュビロ磐田 | 10 | 0 | 5 | 30 |
4 | ガンバ大阪 | 10 | 0 | 5 | 28 |
5 | 横浜F・マリノス | 8 | 1 | 6 | 24 |
6 | アビスパ福岡 | 7 | 2 | 6 | 22 |
7 | 名古屋グランパスエイト | 7 | 1 | 7 | 22 |
8 | FC東京 | 7 | 1 | 7 | 20 |
9 | セレッソ大阪 | 7 | 0 | 8 | 19 |
10 | ヴェルディ川崎 | 5 | 3 | 7 | 18 |
11 | サンフレッチェ広島 | 6 | 1 | 8 | 18 |
12 | 京都パープルサンガ | 6 | 1 | 8 | 18 |
13 | 清水エスパルス | 5 | 2 | 8 | 14 |
14 | ヴィッセル神戸 | 4 | 0 | 11 | 11 |
15 | 川崎フロンターレ | 4 | 2 | 9 | 11 |
16 | ジェフユナイテッド市原 | 3 | 1 | 11 | 9 |
優勝は見ての通り鹿島アントラーズ。1stステージは不調で8位という結果に終わったが、2ndステージでは開幕から好調を維持し、かつての“常勝軍団”を思わせた。これによりチャンピオンシップは横浜vs鹿島というカードになった。
2位は柏レイソル。開幕から6節までは3勝3敗という結果だったが、7節から14節まで8連勝。途中リーグ中断を挟むが、その勢いは衰えず優勝戦線に駆け上がっていった。しかし、最終節に鹿島と優勝を賭けた直接対決をドローとし残念ながら2位という結果に終わった。
3位はジュビロ磐田。西、高原らの若手の成長に加えて、名波の復帰もありチーム力は向上するが、優勝には至らず。しかし、常に上位に食い込んでくる底力はさすが。
そして2ndステージを盛り上げてくれたガンバ大阪。1stステージは13位と下位に落ち込んだが、宮本、ダンブリーを中心としたディフェンス面の見直しとビタウ、ニーノ・ブーレら新外国籍の選手達の活躍により、素早いカウンターを主軸に勝ち点を重ねていった。14節に柏レイソルに負けるまでは関西勢初の優勝の可能性があっただけに4位という順位は残念でならない。来年に期待。
とまぁ、ここまで上位陣の経緯を振り返ってきたが、上記の各チームには共通点がある。俗に言う“オリンピック世代”の選手達が、かなり活躍している(もちろん他チームでも活躍している選手もいるが)。
・鹿島アントラーズ
中田浩二 柳沢敦 小笠原満男 平瀬智行 本山雅史
・柏レイソル
北嶋秀明 明神智和 大野敏隆 南雄太
・ジュビロ磐田
高原直泰 西紀寛
・ガンバ大阪
宮本恒靖 稲本潤一 小島宏美 吉原宏太 都筑龍太
上に挙げた選手以外にもガンバの新井場徹やアントラーズの羽田憲司(この選手は現U−19日本代表のキャプテン)ら、若手の選手が大きく成長し活躍している。
そしてもう一つ、“選手交代”がある。アントラーズには本山雅史、レイソルには砂川誠という交代により局面を打開できる力を持った選手がいる。実際にこの二人の選手は途中出場が多いながらも、年間通して本山は6得点、砂川は5得点という結果を残している。
<総括>
偉そうにいろいろと書いてきましたが、これからのJリーグ、日本代表などの動きを観る上でこれらのことを踏まえて観れば、勝ち負けだけでなく違った楽しみ方も出来るのではないでしょうか。
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