日本で吉野家に立ち寄る時、大抵「並盛」を注文する私。ここ2年程「汁沢」って付け加える習慣に。何故かつゆだくにした方がちょっぴりジューシーで美味いと思うから。
っでここカリフォルニア州にいる時、クーパティーノに在る一店舗を時たまお邪魔している。ここの普通盛りは日本の並依り量が多い事に気付いた。しかしな~んかイマイチ。勿論元々御膳食の質を求めてはいないが、何か出来ないだろうかと考えていたら思い出した。「汁沢にしてもらえれば良いじゃないか」っとひらめいた。
英語にしなければ駄目だろうと思い、「ジューシー」にしてくれと注文した。最初相手は目が点になってたが、具を茹でている鍋からちょっぴり加えてくれるだけで良いと説明した。これが結構美味く出来上がった。その次の時、違うレジの人にあっさり断られた。
これは慣れてもらうしかないだろうと、あれから「ちょっぴり足してくれ」と注文してはいるが、どうも程好い汁沢のはずがお粥状態に為っている。2回前行った時には蓋を開けたら、箸で覗かなくても汁が殆ど上まで来てた。「マジか~」と思いながらも食べたが、最後行った時は諦めて普通の奴を注文した。
元々やや大目に汁が掛かってたが、毎回エスカレートしている様に感じた。これは中で誰が盛っているかを確認してから決める事にした。4人程見掛けているが、一番上手く出来たちょっぴり「ポン人風」の兄さんがいる時だけ試そうかと思っている。実は日本人かも知れないし。
一見大した事なさそうではあるけれど、私は本当に「ちょっぴり」と注文してもその場で只「エクストラ」と注文を促される。確かに普通無い物を足す意味ではあるが、「a little」と「extra」は決して同じではないと私は思う。盛っている人に直接説明した方が良いのかもしれない。レジ番をする人は殆ど(皆かな?)中華系で何か客の要望に鈍感な印象を受ける。
とにかく、それ程笑える話ではないけれど、アメリカの吉野家の一店舗での現状に触れてみた。度胸有る者は遠慮無く試して欲しい。これはもちろん元々汁沢を好む場合だけど。上手く行く時も有れば、驚かされる事に躊躇しない者はどうぞ。
以上
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