7/29/02

実は先週水曜の夜の事。知人と飯を食いに行った後の帰り、いつもの場所に車を停めて家路についた。翌日は一日中パソコンと睨み合い、ちょっと一息する為に出掛けようかな~と思いきや、既に夜8時か9時過ぎだった記憶が微かに。この辺は実に早い店じまいで、10時だと殆どテークアウトしかやってない。例えジャンクフードでもその場で食べたいのが自分の希望だったので、その夜は諦めて又簡単なインスタントに甘んじる事に。

パソコンでやっていた事も一段落した事だし、観たい映画も有ったのでそれを期に金曜の朝一の上映に臨んだ。辺りの住宅街は至って平和なので目の前の道路でなくても、歩いて一分もしない場所に気楽に車を停められる。余談だけど、アメリカでの路駐は常識外れのマナー無知的な行動以外は殆ど大丈夫。ちなみに観たかった映画は「K-19」だった。

ま、とにかく車に辿り付き、ドアに鍵を入れる時に不図気付いたのが鍵穴がボロボロ!ドアのレバー下部もボロボロ。両箇所ともマイナスドライバーとかで無理矢理こじ開けようとした感じ。「マジかよ」と思いながらドアを開けようとしても開かない。更にびびった俺。実はこの車は既にちょっとした過去が有ったらしく、車の鍵で左ドアは開けられても、右ドアはビクともしない。

分かるだろうか?事故とか盗難等で鍵穴の機構(俗にいうアッセンブリー)を修理と一緒に換える事になる。実際自分もどうしようかと迷っている。行き付けの「ショップ」で紹介されたレッカー業者に問い合わせた所、物と送料でおおよそ385ドル。それにショップで二時間位で取り付けると全部で大体500ドル。おいマジかよ~と悲鳴をあげたくなった。日本円に換算すれば決して悪くないかもしれないけれど、11年落ち、5000ドルで買った中古車にそこまで金掛けたいだろうか?こういう背景も有って、保険もライアビリティーだけで、車両保険分を省いている。一応その時に撮ったお写真。酷いでしょう?

っで、話を戻してどうなったんだろう?左ドア(えっ?何で左ドア?答え・アメリカは右側走行左ハンドルだから)がビクともしない時に気付いたのが、右ドアが開錠されていた事。外から見た感じは別に車内が荒らされた感じはなかった。元々散らかっていただけ。とにかく右ドアから入ってみてから中の様子を確認。一応大丈夫って感じ。左ドアは開くのだろうかと思い、開けてみたらすんなりと。ほっと一息。イグニッション周りも別にいじられた気配も無い。

結論。これは盗難未遂だったのだろう。っで相手は多分「ど素人」の小僧。そう、遊び半分で車を盗んでは、何処かで乗り捨てる与太者を「ジョイライダー」と呼ぶ。自分で言うのもなんだけど、こんなポンコツ誰も買いたくないだろう。塗装は所々ピロピロと剥れているし、前回住んでいた場所の猫も爪磨ぎにボンネットを愛用していた様だし。しかもドアをあんな感じにしたら盗品だと一発でバレる。買い手も敬遠する。買ってから又態々直すなんて面倒臭い事するだろうか?

只ここにいる限りこれは自分の唯一の移動手段。元々散歩好きだけど、この辺で散歩がてら買い物に行くなんて悠長な事なんて言えない距離感覚は歴然。今の所、自分で左ドアの内張りを剥がしてみて、曲がった外板を押し出せないかと考えている。

後非常にムカついている事は、ドアをこじ開けようとした際に、中の配線がパーになったらしく、ラジオも聴けないし、時計も点灯しない。この辺のラジオ局で真ともなのは少ないし、いつも同じ物聴くのも白けるので、パソコンでCDから落したのを好みに編集して80分いっぱいに詰めたのを聴く事も出来ないのが悲しい今日この頃。

言い忘れた事が。不思議な事にあのボロボロの鍵穴に鍵を入れると何となく施錠が出来る事も分かった。っとなると、左ドアで開錠して右ドアから周り込んで左ドアを開け、両ドアが閉まった後左ドアで施錠する。っとなんとま~面倒臭い車生活になる。これから左ドアの内張りを剥がす作業に。こんな一人言でした。

以上

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       これも日本語版特有のネタですので英語版は存在しませ~ん。