敦煌

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159窟。 中唐 文殊經變

唐中期、文殊變が人々に好まれていて、この一幅は特にすぐれた文殊變である。楽舞供養図がすばらしい。天女が笛、笙、拍板などの楽器を入念に演奏している。

 

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98窟。五代  内景

この洞窟は節度使曹氏家族の代表窟とされる。洞窟は覆斗型の窟頂で、中央に仏壇があり、後ろには背屏が設けられ、彩塑は主尊仏だけが残っている、四壁には各種経変などおよそ10余幅を描き、または屏風画、供養人などの姿も描かれている、甬道の両側には造窟主などの供養像が10体余り残っている。

 

 

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275窟。北涼

交踋弥勒。

 

この一体の弥勒菩薩は莫高窟の早期における最大の彩塑である。高さ3.34メートル、變獅座に座り、左手を膝の上に置き、与愿印を呈し、頭に化仏冠を載せ、肩に長髪、頸に瓔挌をつけ、菩薩の美しさをいっそうひきたてている。

 

 

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