アンコール・トム

タ・プローム寺院

1186年にジャヤヴァルマン七世によって創建された仏教寺院。

kanbojia3画像

 

 

kanbojia83画像

創建当事は仏教僧院であったが、後にヒンドゥー教の寺院に改宗されたとみられる。東西1000m、南北600mものラテライトの壁に囲まれた広大な敷地の中にあり、当時僧院には5000人余の僧侶と615人の踊子が住んでいたと伝えられる。自然の力を明らかにするために、樹木の除去や本格的な積み直しなど修復の手を下さないまま据え置かれている。巨大に成長したスポアン(榕樹)に圧し潰されながらも、辛うじて寺院の体裁を保っている。

 

kanbojia21画像

熱帯で管理を行わないとどのようになるかという自然の驚威を身に染みて感じるこの遺跡の状態は、日本人を含めた東洋人の心を強く打つようだ。仙人が住んでいそうな神秘的な雰囲気が魅力的な遺跡である。

 

 

 

四面像から木が生えてきている。

 

 

 

                次のページへ