泰山
泰山(東岳とも言う)は済南の南200ｋｍ、山東省中部に位置する。泰安市北部にあり、市
街地から近い。この山は、中国はもちろん世界的にも名高い名山で、世界自然文化遺産に
も登録されている。
主峰は玉皇頂(天柱峰とも言う)で標高1545ｍ、春秋時代より泰山と称される。中国五岳
「湖南省の衡山(南岳)、河南省の嵩山(中岳)、陝西省の崋山(西岳)、山西省の恒山(北岳)」
とともに五岳のひとつに数えられ、この五岳の中で最も重要な山として中国人には認識され
ている。
泰山は、封禅の儀式が行われた地として有名だ。封禅とは、皇帝が即位したとき、皇帝の
正当性を示すために天地に祀る儀式。封禅は泰安市街にある岱廟から山頂までの間で行
われ、歴史上72人の皇帝が封禅の儀式を行ったという。
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泰山 ホテルからの泰山の眺め。 遠方の山肌が白く見える山。右側の高い所が主峰の玉皇頂(1545ｍ) |
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泰山登山路 全体図、麓から山頂まで約7400段(９km)の石段が続いている。 中天門から山頂の玉皇頂までは3ｋｍであるが、石段が急になり、30度以上の勾配地もある。 |
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麓から中天門までの拡大図 急な石段を上る自信がない人は、図左下の大衆橋から中天門までバスで行き、中天門から南天門までロープウェイで行くことができる。 |
