紀泰山銘之碑

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唐摩崖刻石というのは大観峰上にある唐の玄宗皇帝が書いた「紀泰山銘」という石碑のことである。

この碑は高さが13.3m、幅が5.3mで全部で996文字があり、唐の開元14(紀元726)に刻まれたものである。

 石碑の下部108文字は破壊されたが、斎南の叶彬氏が書き補った。この石碑はかなり大きくて、石碑の中では一番だといえよう。そのすばらしい書道も唐の時代の楷書を勉強し、研究するのに大切なものであるだけでなく、その文章も歴代の皇帝が泰山を封じたことを記載する文章の中でもっとも完全に保存されてきたのである。