龍門石窟

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摩崖三仏龕。

武則天時期に削造された大龕で、荘厳にして雄大、造像は阿弥陀仏像、釈迦牟尼像、弥勒像の三世仏。武則天の政権が崩壊した為に作業を中断、現在は未完成のままで、龍門石窟の中で特に政治と仏教の関係を現実に示すとともに彫刻の過程を研究するための貴重な実物資料となっている。

 

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萬仏洞。

唐の永隆元年(680)太監姚神表、内道場智運禅師が命令を受けて唐高宗、武則天およびその皇太子たちのために造営した功徳窟である。洞の入り口の北上方と洞頂にそれぞれ15000尊の像の紀年及び題記があり、その文字は漢字の移り変わりを研究する資料である。

 

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萬仏洞南壁。

 

 

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