targa turboの屋根を開きました。
爽快な開放感と共にエンジン音&タービン音が
 室内反響と外部反響の美しくも
 凄まじいハーモニーとなり
 炸裂するturboパワーを
 最高のテンションで伝えてくれます。
普遍的な絶対性能では
 最新型に及びませんが
 プライベートな体感加速は
 最強です(笑)
この仔を
 革ジャンを羽織るように
 着こなしてゆきたいですね(笑)
やはりtargaは、
 屋根を開いてこそのtargaです。
ほんの僅かにアングルを変えるだけで
 「凶暴な妖艶」であったり、
 「愛らしい野性」であったり、
 様々な表情を見せてくれます。
 どこか「SF的」と思えてしまうのは
 私だけかな?(笑)
冬の薄い日差しの中の
 オープンエアドライブはとても
 気持ちが良いですね。

NEW!!
Type930 911turbo targa モディファイ紀

完成した930 911turbo targaと私。

屋根を開いて走るtarga turboの官能的な開放感は
RRの走りをより刺激的に楽しませてくれます。
が、いつもより、ほんのわずかに冷徹に
路面の擦過を感じながらコーナーを駆け抜けようと思うと
やはりクーペの剛性感を求めてしまいます。
折りたたみ可能なソフトトップでは、高負荷時、
横Gの影響がかなり出てしまうので、
クロスメンバーの補強を入れようと考えました。
しかし、どうせ折りたたまない屋根ならば、いっそ
アルミでハードトップをワンメイクで製作してしまおうという
着想に至った時、それは始まったのです(笑)
制作途上のアルミトップ。3ピース構造。微細なチリやわの全てを手作業で行います。

いきつけのショップの担当H本君いわく、
「後悔してます。2度と同じ仕事は受けません」
制作担当T重君いわく、
「3,000回はハンマーで叩きました。2度とやりたくないです」
塗装担当H川さんいわく、
「ミツワ時代からポルシェ一筋30年・・・
これを実現したtargaは初めてです」

元の骨組みを流用する計画の為、
楽勝かと思えたモディファイは、
単品制作ならではの様々な困難を極め、
そのつど、発想と情熱そして技術と職人技で
クリアするというとてつもなく暗く細い
ワインディングロードであったのです。
トップの裏側。メカのT重君が魂で打った3,000回ハンマー。
黒いフレームは純正の骨組み。
写真はありませんが、クロスメンバーは
角断面アルミリブでリベット止めです。
タルガバーに塗装前の面出しを行っています。
フロントスポイラーの加工が判別出来るかナ?(笑)

二ヶ月の制作期間を経て無事完成し、
アルミトップ及び、タルガバーをボディと
同色のフォレストグリーンメタリック
(カラーネーム22E)に塗装しました。
トップを装着するとかなりクーペに近い
剛性感を感じることが可能です。
また、ショックアブゾーバーを
純正ビルシュタインスポーツに、
そして路面とのクリアランスの無い
フロントスポイラーを加工してあります。
アライメントテスターで4輪のアライメントもパーフェクト。
様々な角度で完成の姿を
美しい塗装と、正しい姿勢(笑)
着想時のイマジネーションが完璧な実像となりました。
Type930 911turbo targaは最高の楽器です(笑)
最新のカレラGTがやはり
アルミハードトップのタルガボディで発表されたと聞いて
思わす「にっ・・・」と笑ってしまいました(笑)。
特別な感謝を・・・
某ショップ、担当H本君、メカT重君、塗装H川さん。
本当にありがとう。ご苦労様でした。