STELLA MIRUS II



2006.9.20 STELLA MIRUS II 発売

(カタログ番号CHCB-30015)
\2.800

一般のお店で注文も出来ますし、(カタログ番号で取り寄せられます)
ネットでも購入できます

それぞれクリックするとStella MirusIIのページに飛びます

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HMV

タワーレコード



1  木漏れ日(作曲: 菅井えり )♪〜
2  アルビノーニのadagio (作曲:Tomaso Albinoni )♪〜
3  cuckooークックー(作曲: 菅井えり) ♪〜
4  Menuett~BWV Anh.114~BWV115 (作曲:Johann Sebastian Bach )
5  祈り(作曲: 菅井えり)
6  モルダウ (作曲: Smetana)
7  月夜のしずく (作曲:菅井えり)♪〜
8  Kanon (作曲: Johann Pachelbel)
9  toy's night-ユニーCM song (作曲:菅井えり)
10 星時計 (作曲: 菅井えり)
11  pure (作曲: 菅井えり)

♪〜印 試聴可能
ストリーミング再生。 ダウンロードは出来ません。

Produce,Arrangement,All cho,vocal by ERI SUGAI



Stella Mirus 1枚目の評判は 「ベッドで聞くと、3曲目で眠ちゃって、いつも続きが聞けないんですーー(><」
でも、 それで大成功!
眠れない夜に・・半身浴しながら・・読書をしながら・・・
BGMで繰り返し聞いても邪魔にならず飽きず それでいて、アルバムとしてCD1枚通して満足して頂けるもの
聞く人の環境にあわせてある時は無主張、ある時は主張、
どこか 琴線に触れると嬉しい
皆さんそれぞれの環境の中で、このStella Mirus2が 長く愛される1枚になれるよう祈りを込めて。。。


2001年に録音したSTELLA MIRUSIIがやっと発売になります。
沢山の皆さんの応援でCD盤になる事が出来ました。
本当にありがとうございます。

またこのCDは、前回のユニット名をやめ、「菅井えり」名義の「STELLA MIRUS II」という事にしました。




MAKING

最初2001年に書いていたものが少しありました。

 

2001/4/6
何ヶ月かの家での作業も少し片付き、スタジオ入り
まずは、オケ入れ
オケといったってほとんどコーラスなんだけれど
それだけに逆にPADシンセの音色が難しかったりもする。
前回は家でDA-88(マルチテープ)に入れたものをスタジオに持っていって
ただ流し込んだだけだったけれど
今年は、少々持ち出し機材も充実したので、Mac&シンセを持ち込み

流し込んだのは計7曲
Pachelbel ~Canon(パッフェルベルのカノン)
Albinoni~adagio in sol minore(アルビノーニのアダジオ)
Smetana~Die Moldau(スメタタのモルダウ)
オリジナル曲:星時計、月夜のしずく、祈り、PURE(すべて仮タイトル)

エンジニアは、吉国くん
チャプターワンにいた頃、企画ものアカペラなどでよくやってもらって、
ポン出しも名人^^
今回はなるべくプロトゥールズに声を移したく無いという希望を打ち合わせに出して、
[MAI]よりもオケもコーラスも薄めに、前回の[Air]と同じ感じということだったので
チャンネル数は、駆使すればなんとかなるだろう^^
ということでの人選でしょう。。

プロトゥールズを使えば、コピーペーストも簡単なのだけれど
どうしても、ウイスパーが多いSTELLA のだと、
ブレスをノイズと認識しかねないパソコン類は辛い。
いくらコンピューターが発達したといえども、
所詮、何百万のパソコンシステム。。
何千万のマルチレコーダーにはかないません。。(笑)
(という問題ではないところもあるのだろうけれど^^; 一言で片付けるにはこれが一番です^^)
その日の電圧状態で音が変わるというところや、
「おお乗って来た〜」っていうところで、急にフリーズして作業が何分も
ひどいと何時間も止まってしまう パソコンはちょっと辛いものがあります。。

今回は最初に作ったデモテープが、ちょっとアイリッシュ入ってたり、コーラスが少なかったり、明るかったりしてNGになったので、あとはスタジオでやるということで
全くデモテープは なし。。。。
直しや没がありませんように(^∧^)ナムー

オケが厚い曲なら、ガイドにもあまり気をつかわず、コードだけ入れたりするのだけれど
なんといってもコーラスがメイン しかもウイスパーで唄うので、マイクにヘッドフォンからのガイドの音がもれる可能性もあり、各パートで唄うメロディをそのままガイドに。
4ラインあるとすると、4つガイドを入れることになります。

オケ入れ、初日までは順調。
ちょっとデータをいじりたくなった曲があったので、その曲を残して6曲終了。

2001/4/7
ピアノストリングスのデータ修正をした後流し込もうとしたら
(゚◇゚)~ガーン シンクしない。。。
ふとみると、デジタルパフォーマーのレシーブシンクのシンクボックスの表示が変わっている
元のmicro expressに指定して、シンクok!

どうしても気になる箇所をまたデータ修正 そしてまた取り直ししようとしたら
あれ〜またシンクしない(ーー;)。。。。
今度はパフォーマーの表示もOKだし。。。
再起動。。。  でもシンクしない。。

USB midi interface micro expressの設定を見てもどこも変じゃない。。。
oh my god!どうしよう。。シンクしないとオケ入らないじゃない(;_;)。。。
micro expressのClockWorksのSync/mmcを開いても、
マルチから来る信号を受信しない。。LTCにはなっているのに。。
とりあえず、強引にquick LTCにしたら、 ホッ(-。-;) 読み込んだ。。

最後の一曲にえらく時間かかってしまった。。
昨日までは普通に動いていたのに。。。

(後に家に持って帰って、あれこれ見ても原因わからず、
初期設定を捨てても、同じ状態が現れたので デジパフォ&ClockWorksを再インストール
で解決した つもり。。。。
家でオッケーでもスタジオ行くと固まるとかありえるし。。。(ーー;)。。
だからパソコンって嫌〜い(笑))

とりあえず 残りの時間で出来そうな曲
オリジナルの星時計のコーラス録音。
普段コーラスをする時は、いくつも重ねると自分の声がわからなくなったりもあるので
イヤフォーン型の、密閉しないものを使っているけれど
この企画だとなかなか難しい。。
いくつも重ねていくと、それまで聞こえていなかったドンカマが増幅されて聞こえたりしてしまうのです。
で、ヘッドフォーンで。。
唄ってすぐに
「!!!思い出した!! この感触。。。
そうだ。。STELLA MIRUSって、異常なほどに息を聞かせたりするコーラスで、
酸欠になって、頭クラクラするプロジェクトだったんだ。。」
さっそく何度も頭クラクラを体験。。。

星時計は、日が沈んで、星達が出てきて、夜空は遊び場^^
そして、太陽が昇りはじめると星達はまた眠りにつく。。
っていうストーリーで作った曲。
途中の星達の駆け回るイメージのところは、低音は、ERI VOICE samplingを使用。
この曲のために、久しぶりにERIVOICE samplingを作成し、akaiS-6000HDを購入したが、どうも読み込めない時があるようで、
流し込みの時に怖いので、Roland XV-5080にAKAIのデータが読み込めて再生できるSIMMを増設したもののfileをセーブ。
AKAI CD3000XLでサンプリングして(まだ6000が手元に入らなかったので)頭のタイミングを微調整。
また、最後の朝焼けのイメージのところは、声ではあまり盛り上げないのだけれど 最後は気持ちは盛り上がりつつも、ウイスパーで唄ってみる^^

星時計 コーラス入れ終了(∧_∧)

2001/4/15
アルビノーニのアダジオのコーラス入れ
この曲のコーラスはなんと、2オクターブと5度半ある。。。(D2〜B♭4まで)
またオリジナルキーでやると、絶対声でない〜〜
ので、keyをGmから、Dmに下げる
途中の
ソロの部分は省略。

別にオリジナル通りにする必要はないのだけれど、この曲のコーラスアレンジは、通常の団子体型(3度づつのクローズしたボイッシング)にしたくなくて、
弦カルの和声の雰囲気のまま声の出るかぎりの音域でやろうと 決行!
最初は高い成分の部分の主メロパートから。。

ハイトーンでウィスパーほど辛いものはない。。
息は絶え絶え、音程も普段使って無い音域で、
「もっと声出せれば安定するのに(/_;)。。私の馬鹿。。こんなアレンジして。。」と心の中で思いながら録音。
また、ポップスでは考えられない音とびがあちこちに出現。
1オクターブなんてざら。。
「なんでこんなに難しいのぉぉぉ(/_;)  私の馬鹿。。こんなアレンジして。。」
これはいつものこと(∧_∧)。。。
自分で書いたアレンジに歌えないという現象(笑)

それも難しいと感じたらつまんない。。
とくにSTELLA は、3曲目で眠れるアルバムでなきゃ^^。。

ハイトーンが多いパートを終えて、次ぎは2パート目。。
唄うと。。。(ーー;)。。。。下のDが出ない。。
そりゃあでない^^; 普段でもあまり出なくて、唄いはじめの時間に録音したりするのに
すっかり声帯がハイトーンの声帯になってて、Fすら満足に出ない。。

1番は諦めて2番へ、
2番はメロディは 1番のモチーフが4度あがるので、これなら大丈夫そう^^
後半は、Dが一瞬出て来たけれど、その頃には声も普通の音域に慣れて来たのでOK(∧_∧)

最大の見どころ?は、3声のオクターブユニゾン!一番楽な自分の音域はすんなりだけれど
そのオクターブ上とオクターブ下は地獄のレコーディング・・
なるべくきっちりとは揃えたくないので、前のチャンネルを聞かないで、4回同じことをやって
気になるところは、やり直すという手法を取っているのだけれど
この場所だけはそうもいかない・・
完全アカペラになるし ここは縦あわせなくちゃ・・

この曲は、G線上のアリアと同じく、ブレスが大事。
ブレスを消さずに上手くパンチインしていくエンジニアの吉国くんも大変
ブレッシィなコーラスだった私も また頭がクラ〜〜 で大変の1日でした。

7時でアップだったので、1曲は上がらず、翌日に持ち越し^^

2001/4/15
まずはAdagioの続き
唄いはじめにやったから低音の出やすいこと出やすいこと(笑)
なかなか素敵に仕上がった(∧_∧)

選曲会議の時には、上がってなかった曲なのだけど、ふと頭をよぎった。
ただ、「んーー 映画だと結構暗い場面で流れてたりするし・・暗すぎないかな・・」
なんて思ったけれど、 結構お気に入りの1曲になりそうです。

そして次の曲
オリジナル「月夜のしずく」
この曲の一番難しいところは、間奏の主人公回想シーン(勝手に物語作ってるし(笑))
ERI OOO- SAMPLE VOICE を2種類使用。
さらにその上に同じ音階のものをWで重ねる。

自分のサンプリングの声を使う場合はいくつか理由があります。
1)機械的なシーケンスフレーズをさせたい時
2)ある程度の人数感は欲しいけれども、違う声でない方がいいなと思う場合
 (この場合は、同じ「ウー」でもウィスパ−度の高いもの低いもののサンプルを作ってあるので
  上手く混ぜたり)
3)自分の声のコーラスでやりたいのだけれど、主メロも同じ感じの声でやりたい、メロディをたたせたい時
 (サンプリングはやはりサンプリングとして聞こえるので、それに薄く生声を足しますが、全部生声でやるよりも 分離はします^^)

今回は、3)のバージョン
主メロは、チェロなのだけれど、それに絡んでくるメロディーライン^^
今のところは 仮シンセでチェロ
前回の「in your arms」のように、「これ生の方がいいね」と言ってくれることを願いつつ^^

バックはharpの音源
3種類録音してあって、1つはノーマル 1つはちょっと太め、もう1つはちょっと民俗楽器っぽい音色
イメージはギリシャ神話のようであったりもするので、民俗楽器の響きもいいなあ。
コーラスが出来上がってから、 両方のタイプをラフミックスして帰宅
TDまでに決めよう^^

そして2006年
TDをしながら、振り返り振り返りMakingを書きました♪

ミュージシャン参加は2曲しかなくて、
当時撮影していなかったので
写真はこれだけなんです〜

エンジニアの瀧田さんと

いやあ〜発売まで長かったあ。
2001年4月に始まったこのレコーディング まだ出ないのかなあ〜と 
それならもう1曲増やしていい?と増やした、 4年くらいほったらかしのまま、 
私はその間ず〜っと仮にミックスしておいた11曲集を落ち込んだ時、長風呂する時、ず〜っとBGMにしていました。
自分で何度BGMにしても いつの間にか1枚分終わってまた繰り返していても平気だったので(平気って何だ?^^;) 他の方にもそれはきっと大丈夫!(自分のCDってわりとレコーディングやTDしたりしている時点でいっぱい聞くから、自分で飽きちゃってその後聞かなくなったりするんですよね)
「もし病気や事故で死んだら、この曲達をお葬式で流してね」なんてくらい長かった(暗くないぞぉ)

2006年5月にやっとミックスをする事が出来ました。 応援して下さった方々に感謝でいっぱい。

このレコーディングは今主流のプロトゥールズでなく、48デジタルマルチテープレコーダーで録音しました。
当時はまだtoolsは出ているものの 音がまだあまりよくなくて、息の成分が重ねて行くとノイズと解釈するような感じになってしまったりしていたので 48にしました。
という事は、重ねる声も歌うためのガイド音(アカペラだと目安にする音程が無いので、ガイド音を入れます)やクリック音(テンポを確認する音)を除いて46声以内にはなっているって事  私にしては少なく作っているかも(笑)

TDをする時には、色々なスピーカーで確認します。
スタジオのエンジニアさんが持ってこられるスピーカー、カセットデッキ ヘッドフォーン 昔はテープに落としたり、MDに落として 他の場所で聞いてみたりして、聞こえなくなるフレーズ、いやにでかく聞こえてくるフレーズなどを確認したものです。 そして、自宅に持って帰ってからも、CDに落として、色々なデッキで聞きます。
1つのスピーカーだけで聞くと、「スタジオでの一番いい状態で聞いている状態」になってしまいます。
オーディオマニアでないかぎり いろいろな場所で聞きますもんね。
パソコンで聞くのは、完全に低音がなくなるし カーステも癖がありすぎるので、参考にはしませんが、一応聞いてみたりもします。


書いている曲順はTDをした順番なので、曲順ではありません。
ミックスのエンジニアさんは、この曲達のレコーディングには立ち会っていないので、 まずはどういう感じにしたいのかという話をして、リバーブの感じが一番大事なので、わりと簡単な曲から始めてもらって、その全体像に慣れて頂きながら、音数の多い曲に取りかかって頂く事にしました。

まずその前に マルチ48に入っているものをtoolsに移す作業にまる1日。
そして、2、3曲出来た所でチェック。という形を繰返してゆきました。
toolsになってからはTDに毎日ずっと立ち会う事はなくなりました。
エンジニアさんもイメージを固めて行かれるので、マルチの時もそうですが、ある程度の事が固まるまでは後ろから声をかけても、物事があちこち行くだけなので、そこは信頼でおまかせ^^

ミックスエンジニアの瀧田さんは、香などに立ち会って下さっているので、アンビエンスヒーリングのイメージは分かって下さっているので、そこから「STELLA MIRUSは、もっと盛り上げず、淡々と眠ってしまうような感じ」って注文して(∧_∧)



★祈り(オリジナル)
皆さんは夜空に何を祈りますか? 今夜はよく眠れますように 穏やかな気持ちを持ち続けられる人になれますように そして、ずっとずっと この空から星が見え続けますように

2006.5.20 (sat) TDチェック日
★星時計(オリジナル)
 
Stella Mirusの「不思議な星」にちなんで 星の半日を表現してみました。 夕刻、星達が目覚め、会話を始めます。
時間とともに仲間が増えて踊ったり、コーラスしたり 流れ星は滑り台のように・・・ そして太陽が昇り始め星達の遊びの時間は終わりを迎えます、 朝焼けが広がる空で 緩やかに星達の眠りの時間・・・また今晩逢おうね!って

(余談)この頃はまだERI声サンプリングを使っていた時代だ! ピアノを沢山の星と、星の時計が刻む音に例えて、MIX時にリバーブでキラキラさせてもらいました。
これ 凄く早いピアノのフレーズがあるんだけれど、プロのピアニストでない私にはオンタイムでは弾けない(><) と ゆっくりのテンポでデータを取り込んだ記憶があります^^;
シーケンサーが出来てから そういうのは楽になりましたねえ(笑) 私はシーケンサーはステップ打ち込み(PCのキーボードでの打ち込み)は苦手で 実際に楽器を弾いたものを取り込みます。

ピアノの演奏は、このプロジェクトに関わらず、手引きを元にどうしても気になる所だけ直します。
クォンタイズという、八分音符に揃えたり出来る機能はあるんですが 雰囲気を出したいピアノの場合は、クォンタイズかけるとカキカキして雰囲気が崩れてしまうので、気に入らないと何度も録音しなおして近いものを作るようにしています。
もっとまじめにピアノのお稽古していれば〜と後悔しても もう遅いぞ 私

★モルダウ(Smetana)
クラッシック この曲を入れようと決めたものの原曲を聞くと思ったよりテンポ結構早くてstringsの動きも早かった!!
こりゃ違う河の流れにして菅井えり風に〜とアコースティックギターで河の流れを表現。
ERI語をつけるにあたってメロディのマイナーの部分の始まりを o vor toio sestea と 母音をo系 メジャーになった部分は an var taia sestea と 母音をa系にして明るくして、穏やかながらも、より変化が出るようにしてみました。

(余談 カラオケも作ったからライブで歌えるよん♪)

★メヌエット(Johann Sebastian Bach)
おなじみピアノ練習曲でみんなが通る道 ピアノだと右手パートと左手パートの2本。 それだけだと「菅井えり」がいないも同じ 。
そこで、それぞれのメロディのリピート回に、ふんだんにアレンジを織り込んだアカペラの曲にしました。

(余談)レベル等のミックスを終えて、後はリップノイズ取りをエンジニアさんにお任せ。
リップノイズとは、文字通り 唇や舌から出るノイズの事 プチとかクチャっとか入っちゃうんです。
特にブレス(息継ぎの前)とかラリルレロ行の歌詞の後とか (ら・り・る・れ・ろ って言ってみると舌が上あごにあたるときにノイズが出るのを確認できますよ♪^^)
またノイズではないけれど、子音がPとかの破裂音やFなどの言葉があると、マイクを吹いたりもするので、それは修正出来ないのでもう一度歌い直す事になります。(金魚すくいの形をしたウィンドスクリーンはテレビ等で見られた事があるかと思います)
48マルチの時代には、よほどのリップじゃないと消さなかったんですが、 toolsになってからは、画面 で、何秒分の1まで大きくデータを見る事が出来るので、そういう作業も増えたんですよね。
リップノイズ出ないように歌うのが一番ですが、 人によっても、口の乾き具合によっても、また歌詞などでも出方が違うんです。
ノイズ取り これがエンジニアさんにとって一番大変な作業かも

2006.5.25 TD チェック日
(余談) 最初にやった 祈りの直しを少々
★toy's night(オリジナル)
ユニーのCMソングに使って頂いた曲
タイトルの通り 夜人間が寝静まると活動を始めるオモチャ達のお話(ありがち?(笑) それも結構レトロタイプのオモチャ
これもまたおもいっきりありがちな 兵隊さんの行進に、お姫様や馬達、木々や草花。 深い禁断の森への探検。 魔女王も呪文の歌を奏でますが、このオモチャの世界では昼間の人間の子供のようにはおののき恐れさせる事は出来きないようです(∧_∧)

★pure(オリジナル)
都会に出てきて仕事を続けていると、だ〜んだん心が曇って行く自分を感じる事があります。 純粋に喜びを感じたり、悲しめたり・・・しなくなっちゃうような この数年この曲で私自身も優しさを取り戻せるよう、大きな心でいられるように・・と癒しの一曲になりました。

(余談) ミックスの感じは チェック時点でgood! なのに よく聞くとあちこちでボコボコと音が聞こえるぞ・・・
Fuだから吹いているのか?と思って諦め半分エンジニアさんとチェックしてみると 声と声の間にあるんです。
FU  ボコ  FU ボコって・・・ 犯人はどうも録音時の空調な様子。
何故かこの曲だけ空調の音があちこちからよく聞こえてくるのです。 歌っていない静かな部分になると 空調の音をマイクが大きく拾ってしまうんです。
そこにその後のFuの歌いだしが重なってくるので、声と声の間をバコンとデータを切ってしまうわけにも行かず・・・
一瞬聞くとピアノのダンパーペダルにも聞こえるから、その解釈でもいいけど・・ でもこれシンセだしぃ〜(ネタバレ) そこは さすがprotools 少しのイレースは出来るのでやって頂きました。
(追加で、マスターリングの時にエンジニアの川崎さんが、凄い技!かなりの低音をバコンと大きく削って、このボコもかなり軽減されました。ありがとう〜川崎さん)

2006.6.3 TD チェック日
★月夜のしずく(オリジナル)

「不思議な星」Stella Mirusという言葉自体このCDのメインテーマでもあるように夜の情景を描いた曲が多いです。
アポロンが弾くハープにのせて、アフロディーテが愛を歌う・・・そんな素敵な夜を 現代に感じてみたいなって思います。
堀沢真巳(ほりかわまさみ)さんが、素晴らしい奥深い音色のCello soloを奏でてくださっています。

★KANON (Johann Pachelbel)
何気なくよく聞く曲なのに、実際に演奏してみると すごくよく出来た曲で 聞き手と曲の書き手の違いを感じました。 (Queen の 輪唱していく曲も凄いけど)
この2小節ごとの輪唱を歌でやるのに、苦労したのは、ひとつひとつのきっちりしたリズムと音程。
だけど、全体が同じだとつまらない。 音符の発音の長さや言葉を変える事によって、輪唱で絡んでくる雰囲気も変わってくるので、 自宅でシュミレーションしてから本番にのぞみました。
またブレスが出来ないくらい音符がつづいていたり、メロディの幅が歌えるギリギリ!
私の音域にあわせて 下はD2(ト音記号下4線)から上はA4(ト音記号上1線)にしました。
ボーカル3人でこのカノンやってみたいですね♪ (32小節目と34小節目のおっかけパートだけメロディ違うのは何故なのだろう?)

★cuckoo (クックー)(オリジナル)
Stella10曲を書いたまま時間がありあまって(笑)もう1曲一番最後に書いた曲です。
タイトルの通り 鳥たちのさえずりを歌にしてみました。 得意のウラメロかけあいパートをふんだんに入れて、楽しい曲を描いてみました。
クックーは 「サウンドオブミュージック」の 子供達が階段でお客様におやすみを歌うシーンが大好きで、曲は全然違うけれど クックーという言葉の響きと あの名画を見た時の素朴な感動を思い出しました。
忘れている感動っていっぱいありますよねえ(反省)
いろんな場所にいる鳥達の声を、指揮者になった気分でヘッドフォーンでも是非楽しんでみて下さい。

2006.6.6 TD チェック日
★アルビノーニのアダージョ(Tomaso Albinoni)

映画の悲しいシーンなどによく流れている有名な曲ですが、このメロディが大好きで、ERI語をつけて、歌えるバージョンを是非実現したかったのが この2枚目で表現する事が出来ました。 実際に演奏してみると、なんて奇麗なアンサンブルなんだろう、言葉の絡みも素敵で♪って改めて感動。(自分で感動してりゃ世話ない(^^;)
悲しい時 辛い時に明るい元気ソングを聞くのもいいけれど、おもいっきり悲しんで静かな自分に戻る事も教えてもらった気がします。

★木漏れ日(オリジナル)
沢山のお気に入りの中でも特にmyごひいきの1曲。だから一番最後にTD!!
老後に夫婦で湖のある森のコテージでのひとときを夢みたら こんな感じになりました。
2人はぐくんで来た愛を 無言でもベンチに座って・・・って(ちょっと気恥ずかしい) 水をくむように広げた手にこぼ落ちてくる太陽の温かさ つないだ手と手の温かさをこれからもずっと感じていたい。

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