ケイ国王の映画感想文21 特別編(6)
ケイ君の選ぶ2002年洋画ベスト

・2002年洋画ベスト
()は監督名
1  ゴースト・オブ・マーズ(ジョン・カーペンター)(☆☆☆☆☆の中の別格) 
2  まぼろし
(フランソワ・オゾン)(☆☆☆☆☆の中の別格)
3  バイオハザード
(ポール・アンダーソン)(☆☆☆☆☆)
4  スパイダーマン
(サム・ライミ)(☆☆☆☆☆)
5  ロード・オブ・ザ・リング
(ピーター・ジャクソン)(☆☆☆☆☆)
6  パワーパフ ガールズ・ムービー
(クレイグ・マックラン)(☆☆☆☆☆)
7  少林サッカー
(チャウ・シンチー)(☆☆☆☆☆)
8  ズーランダー
(ベン・スティラー)(☆☆☆☆)
9  キリング・ミー・ソフトリー
(チェン・カイコー)(☆☆☆☆)感想文参照
10 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
(ジョージ・ルーカス)(☆☆☆☆)
11 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
(ジェイ・ローチ)(☆☆☆☆)
12 モンスターズ・インク
(ピート・ドクター)(☆☆☆☆)感想文参照
13 マイノリティ・リポート
(スティーブン・スピルバーグ)(☆☆☆☆)

・2002年洋画ワースト
● ブレイド2
(ギレルモ・デル・トロ)(☆☆)〜あの魅力的な設定を全然活かせていないのにがっかり。
● プレッジ(ショーン・ペン)(☆☆)〜過去のショーン・ペン監督作品は大好きだっただけに残念。あのラスト、やりたかった事は分かるが、単にステロタイプの劇的なクライマックスを避けただけのようにしか見えない。だから何?と言う感想。
● ヴィドック(ピトフ)(☆☆)〜感想文参照
● SPY_N(スタンリー・トン)(☆☆)〜藤原紀香の頑張りは素晴らしい。が、香港映画の悪い部分だけが寄せ集まったような、悪い意味で正月映画的なスカスカな映画。
● ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(ウェス・アンダーソン)(☆☆)〜監督は天才だと思うし、役者も最高の演技を見せているし、美術も素晴らしい。監督は若いけど常識人で多分会ったら凄い良い奴だと思う。良く出来た作品だ。でも向こうの多少風変わりなブルジョワが挫折してそれを克服し、家族っていいねって内容を見せられても、あ、そうとしか言い様がない。良く出来たセンスのいい高級インテリアを見せられた気分。暖かい光かも知れないがそれは陽の光ではなく素敵なデザインの都会的なセンスのいいシャンデリアの光。その暖かみは嘘っぽく、そして僕は心をうたれなかった。
● スパイキッズ2 失われた夢の島(ロバート・ロドリゲス)(☆☆)〜幼稚過ぎ。おもちゃっぽいCG。テレビでやっとけよ。主人公の男の子が単なるいい子ちゃんなので全然感情移入が出来ない。性格が悪いライバルの男の子スパイに恋するお姉ちゃんの方は人間臭くてよろしい感じなのだが。ロバート・ロドリゲスももう駄目も知れない……
● サイン(M・ナイト・シャマラン)(☆☆)〜はあ?としか言い様がない。これが好きだと言う人の気持ちはわからないでもないが、C級狙いにしてもちょっとなあと言う感じ。部分的には面白い。
● ガーゴイル(クレール・ドゥニ)(☆)〜ギャロとダルと言うカルトな男優、女優をキャスティングし、究極の愛=愛する人の肉を喰う(ここからして一昔前のセンスだと思う)と言うショッキングなテーマを扱う。それをパリの美しい風景と合わせれば、おしゃれだし、アートよね。カンヌ映画祭ではショッキングさで注目を集められるわ、と言う女流監督の嫌な計算しか見えて来ない。て言うかギャロとダルも直接対決する訳でもなく、物語のバックグラウンドを全部明かさない事であとは想像にお任せするわ、て言うのも単なる思わせぶりなだけだし、原因が特殊な薬っていうのもセンスないというかつまんないんだよね。あと性衝動を押さえる為に自慰行為をするギャロ。ドピュッと飛び散る精液とかを直接的に描写する。下品な映画ですわ。色んな意味で。下品でも面白きゃあいいんだけど……女流監督でもセンスある人はあるんだけどなあ……

・2002年洋画主演男優賞
該当者なし
次点・ベン・スティラー(「ズーランダー」)、トム・クルーズ(「マイノリティ・リポート」)〜トム・クルーズは「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」のカメオ出演が去年のベストワークですね。

・2002年洋画主演女優賞
ミラ・ジョヴォヴィッチ先生☆(「バイオハザード」)
〜美しいし、かっこいいし、サービス精神旺盛だし、サイコーじゃないですか!!!ちなみに「ズーランダー」にもちらっと出ててこちらも良い感じです☆
次点・ヘザー・グラハム(「キリング・ミー・ソフトリー」)、藤原紀香(「SPY_N」)〜あの超高層ビルから吊るされた強化ガラスの上での格闘シーンで見せた女優魂!ワイヤーで吊られているとは言え、あれは凄い!

・2002年洋画助演男優賞
該当者なし
次点・オーウェン・ウィルソン(「ズーランダー」)「少林サッカー」の脇役全員

・2002年洋画助演女優賞
該当者なし
次点・サマンサ・モートン(「マイノリティ・リポート」)

監督賞
ジョン・カーペンター(「ゴースト・オブ・マーズ」)

簡単に言うと……「洋画見てねえ〜!!」(たまたまです)。以上です。
('03/3/4)

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