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日本独自デザイン・アルバムジャケット特集 Part-9

<アート・ロック・ゴールデン・アルバム>
オリジナルは67年にDecca系列のAce of Clubsから出た<Raw Blues>です。クラプトン、ジョン・メイオール、ピーター・グリーンといった当時のロック小僧の目の色が変わる人達とオーティス・スパン、チャンピオン・ジャック・デュプリー、カーティス・ジョーンズといったロック小僧にはチト渋すぎるブルースマンを抱き合わせにして、如何にものタイトル、アートしている(笑)ジャケに変えてキングが出したのが69年。バリバリのアート・ロックを連想して釣られた人は私を含めて結構いたようでこのレコード結構売れたようです、その後中古で見ることが結構あったので。マイク・ヴァーノンがプロデュースした一連のアルバムからの収録なんで今聴けば悪くないのですが、”アート・ロック”と呼ぶにはチョット渋すぎた1枚でした。
<キング・オブ・ザ・ブルース/B.B.キング>
Bluesway原盤<Live & Well>の69年に出たキング・レコード盤。その原盤タイトル通り、A面がライヴでB面がスタジオ録音。当時このB面が物議をかもし出したような記憶が。この後に出す例の<スリル・イズ・ゴーン>に繋がるブルース離れの兆校が見えたから。まぁ、今聴くと<スリル..>でさえ何の違和感も無くブルースとして聴けますが、当時は賛否両論(というか非ばっかり?)あったのです。
US原盤はダブル・ジャケットでタイトルを暗示させる秀逸なデザイン。 →
<これがR&B/B.B.キング>
これもBluesway原盤68年発売のキング盤。「ブラック・パワー・シリーズ」と称して同一デザインでブルース系を出していたシリーズものの1枚。ジョン・リー・フッカーなんかも出ていました。しかし、邦題の<これがR&B>、何故ブルースじゃないの? 解説(桜井ユタカ氏)でもしっかりブルースって書いているのに。68年当時、ブルースなるジャンルはまだ一般的ではなかったってことですかね。因みに本盤はBlueswayでの2枚目のアルバム。
<ブルースの真髄/B.B.キング>
これもBluesway原盤で「ブラック・パワー・シリーズ」の1枚。Blueswayでの3枚目。日本でも上記についで69年に発売されたもの。今回はタイトルが<ブルース>になってますね。原盤タイトルは<Lucille〜ルシール>(BB愛用ギターのニックネーム)でA面一曲目に同名の曲が入っているのですが、この日本語表記は「ルシア」。以前からリトル・リチャードの同名異曲をそう聴こえるからと日本では「ルシア」と呼んでいましたが、ここに至っても意味も無くそれが踏襲されています、本盤ではどう聴いても「ルシール」って聴こえるにも関わらず(笑)
<ベスト・オブ・B.B.キング>
BBが続いたのでついでにこれも。69年9月から日本ビクターが始めたシリーズ「ソウル・アンド・ブルース・コレクションズ」の第1集がこれ。このシリーズでブルースを知って、はまって行った人は数知れず。Chess原盤のマディー、サニー・ボーイ、リトル・ウォルター、ハウリン・ウルフ、バディー・ガイは云うに及ばず、ジョン・リー・フッカー、エルモア・ジェイムズから何とブラインド・レモン・ジェファスンまで。それはそれは目くるめく正にブルースの王道の凄いシリーズでした。
素晴らしかったのは内容だけでなく後藤一之氏のイラスト。
<シカゴ・ブルース・ゴールデン・パッケージ>
上記の「ソウル・アンド・ブルース・コレクションズ」の第4集にあたるChess原盤のコンピレーション2枚組LP。素晴らしいイラストは勿論後藤一之氏。
もう、死ぬほど聴きました。そう云えば、このシリーズのもう一つのウリは解説が詳しいこと。もう、ほんとバイブルでした。
このシリーズは今でも結構中古屋さんで目にしますね。やはり相当売れたんでしょうか。

<ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ>
「ソウル・アンド・ブルース・コレクションズ」のシリーズで一番売れたのがこのマディじゃないでしょうか?まったくの憶測ですけど。私もマディを初めてまとまって聴いたのがこれ(か、Bootのシンジケート・チャプター盤)です。
白人のギター・ブルースに馴染んでいたところにこの余りにプリミティブな音。正直言って戸惑いました、始めは。
特にA面の48年〜51年の録音ものはドラムレスといこともあって相当取っ付き難かったです。まぁ、その後、ブルースにはまって行くにしたがってこっちの方が好きになっていく訳ですが。
<ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ Vlo.2>
そのマディのベスト盤第2集。確かマディのベストは3集まで出ていたと思います。マディのイラスト自体は第1集と同じ(たぶん)ですが、バックの夕焼け空(?)がいいですねぇ。このイラストでフチ無しの全面展開のほうが良かったのに..。
<ベスト・オブ・ハウリン・ウルフ>
で、これは同じシリーズのハウリン・ウルフ本邦初アルバムです。74年9月発売とクレジットあり。選曲で面白いのは代表作の”リトル・レッド・ルースター””スプーンフル””スモーク・スタック・ライトニン”がベスト・アルバムを名乗る割には入っていないこと。これは、上記に載せた<シカゴ・ブルース・ゴールデン・パッケージ>とのダブリを避けたことが理由のようです。
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